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物語の作り方

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2017/1/8 プレゼンプレゼン発表資料に大幅に加筆修正をおこなったもの

物語の作り方

  1. 1. 物語の作り方 ストーリー構成入門
  2. 2. ストーリー構成とは ある出来事を「劇的」に面白く聞かせるための技術 語りたいことを、どのように語れば面白くなるのか? 「語りの技術」という点で プレゼンに応用できるかもしれない!
  3. 3. 物語の構成要素 ストーリー 時系列の出来事 プロット ストーリーを編集したもの 登場人物 立体的人物と平面的人物 舞台 世界や時代 テーマ 伝えたいメッセージ
  4. 4. 最後の構成要素 読者
  5. 5. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物
  6. 6. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物 自分の考えた物語が、読者に とってどんな位置付けになる か、この表で考える。
  7. 7. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物 特異な人物を描く場合は、世界は 日常的でなければならない。
  8. 8. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物 逆に、特異な舞台を描く場合は、 人物は日常的でなければならな い。 時代物でも、人物は現代的である ようにする。
  9. 9. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物 特異な人物を描きたいのか、それとも世界を描きたいのか。 それが決まれば、物語の描き方も決まってくる。 人物が特異であるなら、世界との落差で強調してみせる。 舞台が特異であるなら、人物との落差で強調してみせる。
  10. 10. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物 ここは危険地帯。 作者にとって最も自由な領域 だが、突然行っても読者はつい ていけない。
  11. 11. 舞台・人物から自分の物語のジャンルを捉える 日常世界 日常人物 異世界 日常人物 異世界 特異な人物 日常世界 特異な人物 どうしてもこちらの世界に突入し たい場合、物語の中で十分な準 備が整ってからでないといけな い。
  12. 12. プロットを考える 時系列の出来事を編集して、面白く感じられるように語る。 大事な部分を引き延ばす。 大事でない部分を端折る。 面白く感じられるように、並び替える。
  13. 13. プロットの基本単位 シーン 時刻・舞台・人物がひとまとまりになっている物語の基本単位。 一連の出来事をシーンに分けて整理することで、ストーリー構成が行える。 ストーリー構成 = シーンをどんな順番で読者に見せていくか?
  14. 14. 物語が面白くなるように時間・空間を編集する 時刻A 時刻B 時刻C 時刻D 場所a 人物1がアレをし た 人物2がコレをし た 人物1が発展し た 人物4が間に合 わなかった 場所b 人物2が飛んだ 人物3にナニが 起きた 人物1・2・3がこ うなった 場所c 人物4が崩壊し た 人物3がふん ばった 時系列の出来事(タイムテーブル)。 時間・場所・人物が一致している各 1マスが1シーンとなる。 (こういった表があれば、出来事の整合性もチェックできる )
  15. 15. 物語的が面白くなるように時間・空間を編集する 時刻A 時刻B 時刻C 時刻D 場所a 人物1がアレをし た 人物2がコレをし た 人物1が発展し た 人物4が間に合 わなかった 場所b 人物2が飛んだ 人物3にナニが 起きた 人物1・2・3がこ うなった 場所c 人物4が崩壊し た 人物3がふん ばった 重要な(面白い)ところを抜き出す。
  16. 16. 物語的が面白くなるように時間・空間を編集する 時刻A 時刻B 時刻C 時刻D 場所a シーン2 人物2がコレをし た シーン4 人物4が間に合 わなかった 場所b シーン3 人物3にナニが 起きた シーン1 場所c 人物4が崩壊し た シーン5 シーン番号を付けて、語る順序を決める。
  17. 17. 物語的が面白くなるように時間・空間を編集する 時刻A 時刻B 時刻C 時刻D 場所a シーン2 人物2がコレをし た シーン4 人物4が間に合 わなかった 場所b シーン3 人物3にナニが 起きた シーン1 場所c 人物4が崩壊し た シーン5 1 2 3 4 5 重要度に応じて、シーンを描写する長 さを決める。 これがプロット!
  18. 18. 具体的にはどう編集すればよいか? 一連の出来事を 時間・場所・人物が一致しているシーンに分けて 重要度に応じて編集すればよいことはわかった。 具体的には、どんなシーンをどんな順序で配置するべきか?
  19. 19. ハリウッド流構成術 T
  20. 20. ハリウッド流構成術 T 時間を物理的に4等分する。 120分の映画であれば30分ずつ。 300Pの長編小説であれば 75Pずつ。
  21. 21. ハリウッド流構成術 T I = Introduction (導入) 主要登場人物・舞台を紹介する。 最初の問題を提示する。
  22. 22. ハリウッド流構成術 T D1 = Discord 1 (葛藤1) 人物・舞台が自然に発展する。 最初の問題が解決される。
  23. 23. ハリウッド流構成術 T T = Turning point (転換点) 物語の方向性が変化し、最終的な問 題が明らかになる。 ここまでの間に、解決に向かうための 材料(人物・設定)は出し切っておくこ と!
  24. 24. ハリウッド流構成術 T D2 = Discord 2 (葛藤2) 最終的な問題の解決に向けてみんな 頑張る。
  25. 25. ハリウッド流構成術 T C = Climax (クライマックス!) だが、作者としては、 I〜D2までの材 料を解決させるだけなので、それほ ど悩まない部分のはず。 問題は、ここに到るまでをどう仕込む か……。
  26. 26. ハリウッド流構成術 T これは読者の盛り上がり曲線 読む側の主観としては、徐々 に盛り上がってクライマックス を迎えた気分になる。
  27. 27. ハリウッド流構成術 T この山は、作り手の側から見た盛り上げ曲線。 4分割したそれぞれで山を用意する。
  28. 28. ハリウッド流構成術 T 序盤では、読者はまだ物語に馴染んでいない ので、大きなエネルギーで揺さぶる必要があ る。 つまり、作者の側からすると、他に匹敵する大 きな盛り上がりを最初に用意しなければならな い。 読者目線のまま、序盤だからと小出しに話を始 めると、盛り上がりに欠けてしまう。
  29. 29. ハリウッド流構成術 T 4分割した区切りの部分は、小休止の部分 小休止を入れて区切ることでリズムが生まれる。
  30. 30. プロット作成のTips 話の最初から主人公を事件の渦中に置く。 主人公を決して傍観者にしない。 主要登場人物は必ず前半で登場させる。 不要なシーンは大胆に削る。
  31. 31. リズムとパターンについて(私論) 分量を単純に4等分する、というのは、やや安直に思える。 しかし、物理的に等分された量こそが、リズムの源泉ではないか? 音楽や絵画でも、物理的に等分された要素こそがリズムを生む。
  32. 32. リズムとパターンについて(私論) リズムは、予測可能だと感じられることで生まれる。 ABCD→ABCD→ABCDといったパターン → 次もきっとABCD! 作者としては、 その読者の予測に沿う方法と、あえてそれを裏切る方法の2つの選択肢がある。 どちらの場合でも、まず予測可能であることを感じさせる必要がある。 つまり、パターンを用いたリズムの演出は絶対必要
  33. 33. 優れた物語とは 「物語とは、意味のネットワークである」(講師談) ストーリー・プロット・人物・舞台・テーマのすべてが 緊密に結びつき、1つにまとまった物語を作り上げる。 全ての要素に意味があり、必ず作品全体を支えている。
  34. 34. ストーリー構成からの提案 発表内容が日常的過ぎたり、逆に異質過ぎないか? 適切な順序で情報が与えられているか? 無駄なスライドはないか? すべての要素に意味があるか? 劇的な構成になっているか? 区切りやリズムがあるか? スライド全体を通して一貫したテーマがあるか?
  35. 35. 参考文献 ● E・M・フォースター「小説の諸相」 ● シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならない こと」 ● ウラジミール・ナボコフ「ナボコフの文学講義」 ● 大江健三郎「新しい文学のために」 ● 専門学校のテキスト
  • ssuser348835

    Feb. 23, 2018
  • ssuser73863c

    Jan. 21, 2017
  • takadat

    Jan. 9, 2017
  • YukiOnozato1

    Jan. 8, 2017

2017/1/8 プレゼンプレゼン発表資料に大幅に加筆修正をおこなったもの

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