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環境倫理学 資料環境倫理学 資料
「環境社会問題としてのエネルギー問題」
東京電力株式会社 早坂房次
平成27年6月29日平成27年6月29日
(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。
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(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。(本講義の内容は個人的見解であり東京電力の公式見解ではありません。
また、本資料には講義として引用許諾を得ているものがあります。また、本資料には講義として引用許諾を得ているものがあります。また、本資料には講義として引用許諾を得ているものがあります。また、本資料には講義として引用許諾を得ているものがあります。
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7. 季報 エネルギー総合工学 Vol28 No.1(2005. 04)
安い石油の時代がグローバル化を支えた安い石油の時代がグローバル化を支えた安い石油の時代がグローバル化を支えた安い石油の時代がグローバル化を支えた
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安い石油の時代がグローバル化を支えた安い石油の時代がグローバル化を支えた安い石油の時代がグローバル化を支えた安い石油の時代がグローバル化を支えた
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7
2004200420042004年年年年11111111月1日の日本学術会議第5部/(社)日本工学アカデミーエネルギー基本戦略部会他/(財)エネルギー総合工学研月1日の日本学術会議第5部/(社)日本工学アカデミーエネルギー基本戦略部会他/(財)エネルギー総合工学研月1日の日本学術会議第5部/(社)日本工学アカデミーエネルギー基本戦略部会他/(財)エネルギー総合工学研月1日の日本学術会議第5部/(社)日本工学アカデミーエネルギー基本戦略部会他/(財)エネルギー総合工学研
究所共催の公開シンポジウム「日本のエネルギーに未来はあるか-有限の地球に生きる-」における石井吉徳先生基調講演より究所共催の公開シンポジウム「日本のエネルギーに未来はあるか-有限の地球に生きる-」における石井吉徳先生基調講演より究所共催の公開シンポジウム「日本のエネルギーに未来はあるか-有限の地球に生きる-」における石井吉徳先生基調講演より究所共催の公開シンポジウム「日本のエネルギーに未来はあるか-有限の地球に生きる-」における石井吉徳先生基調講演より
(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)(あくまでも早坂の個人的見解で東京電力の公式見解ではありません)
28. エネルギー消費/人 奴隷換算
一人当たりエネルギー消費を奴隷に換算すると
(石油換算㌧/人)
ア メ リ カ 7.05 324人
イ ギ リ ス 3.39 146人
ド イ ツ 4.08 176人
フ ラ ン ス 4.28 185人
E U 2 7 3.51 152人
ロ シ ア 3.51 207人ロ シ ア 3.51 207人
日 本 4.79 167人
中 国 1.45 63人
ア ジ ア 1.01 44人
100W/ 3,600s/ 8 / 365 / 1,051,200,000Ws(J)/
ア ジ ア 1.01 44人
ア フ リ カ 0.346 15人
世 界 1.69 73人
100W/人×3,600s/h×8h/日×365日/年=1,051,200,000Ws(J)/人・年
(100w/人=100J/s 人100J×3600s/h×24h/日=8640kJ
1cal=4.18605Jより8,640kJ=2064kcal←一日の食物摂取量に相当)
原油1㍑=39,340kJより 奴隷一人は26.72㍑/年に相当
原油の比重は、原油の比重は、
特軽質油:0.8017未満、軽質原油:0.8107- 0.829、
中質原油:0.830 – 0.903、重質原油:0.904-0.965、
特重質原油:0.965以上
0.8665kg/㍑で計算すると
奴隷一人は26.72㍑ /年× 0.8665kg/㍑=23.15kg /年の石油の熱量に相当
28
奴隷一人は26.72㍑ /年× 0.8665kg/㍑=23.15kg /年の石油の熱量に相当
一人当たり一次エネルギー消費は日本エネルギー経済研究所『エネルギー・経済統計要覧』
日本エネルギー経済研究所はIEA「Energy Balances of OECD Countries」「 Energy Balances of Non-OECD
Countries 」,World Bank「World Development Indicators」より推計
33. 出典:
石井『石油最終
争奪戦 世界を
資源とは
争奪戦 世界を
震撼させる
「ピークオイ
ル」の真実』資源とは
• 濃縮している• 濃縮している
• 大量にある• 大量にある
• 経済的な位置にある
1のエネルギーを得るのにそれ以上のエネルギーがかかったら意味がない!1のエネルギーを得るのにそれ以上のエネルギーがかかったら意味がない!1のエネルギーを得るのにそれ以上のエネルギーがかかったら意味がない!1のエネルギーを得るのにそれ以上のエネルギーがかかったら意味がない!
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
47. 長期的な問題、脱原子力の影響
過度な原子力削減 エネルギー自給率の低下
CO2排出の増加省エネ拡大 再エネの拡大 火力発電依存増大 CO2排出の増加
化石資源輸入依存増大
再エネ設備投資
省エネ拡大 再エネの拡大 火力発電依存増大
エネルギー安全エネルギー安全エネルギー安全エネルギー安全
保障低下保障低下保障低下保障低下
燃料費高騰リスク
電気代上昇 国際圧力
過度なエネルギー消費制限、需要管理
家計や業務
再エネ設備投資
系統安定化措置
送電系の強化
固定価格買取増 電気代上昇
ユーザ負担増
国際圧力
膨大な資金の生産コスト
家計や業務
への影響
ユーザによる付加
的な設備投資
生産制限や生産調整
海外流失
貿易収支、経
常収支の悪化
上昇
生活の質の低下 人件費制限
競争力低下
生産制限や生産調整
事業廃止 常収支の悪化
国富流出
利益減少
雇用の減少 産業の空洞化
事業廃止
海外移転
生産移転
47
山名 元 京都大学教授 2012年8月4日シンポジウム資料より
投資の減少GDPの減少国力の低下国力の低下国力の低下国力の低下
49. 2009年推計人口
1,353,311,033
中国
①
2030年予測人口 2050年予測人口
① ① 1,613,800,000
インド
1,484,598,000
インド
1,198,003,272
501,061,526
インド
②
1,462,468,000 1,417,045,000②
③
中国
②
③
中国
369,981,000 403,932,000501,061,526
319,081,833
EU
アメリカ
③ ④ ④
アメリカ
インドネシア
369,981,000
271,485,000
アメリカ
パキスタン
335,195,000
229,964,723
193,733,795
インドネシア
④
⑤
⑤
⑥
⑤
⑥
パキスタン
265,690,000
226,651,000
ナイジェリア
289,083,000
288,110,000193,733,795
180,808,096
ブラジル
パキスタン
⑥
⑥
⑦
⑥
⑦
ナイジェリア
ブラジル
217,146,000
226,651,000
インドネシア
バングラデシュ
288,110,000
222,495,000
162,220,762
パキスタン
バングラデシュ
154,728,892
⑦
⑧
⑧
⑨
⑧
⑨
ブラジル
バングラデシュ
203,214,000
バングラデシュ
ブラジル
218,512,000
173,811,000
ナイジェリア
154,728,892
140,873,647
ロシア
⑧
⑨
⑨
⑩
⑨
⑩
…
…
ロシア
エチオピア
131,561,000
128,864,000
エチオピア
コンゴ
173,811,000
147,512,000
49
ロシア
⑩
127,156,225
世界計世界計世界計世界計 6,900,000,000(2010年年年年10月推計値月推計値月推計値月推計値) 8,308,895,000 9,149,984,000
…
…
⑬ 117,424,000 101,659,000
ロシア
⑰
コンゴ
50. 1950年推計人口
① 544,951,000
結局昔から『国力』=『人口力』?
中国
インド
②
544,951,000
371,857,000
アメリカ
③
④
157,813,000
102,702,000
日本
ロシア
④
⑤
102,702,000
82,824,000
インドネシア
日本
⑥
⑦
77,152,000
68,376,000
ブラジル
ドイツ
⑦
⑧
68,376,000
53,975,000 国立社会保障・人口問題研究所中位推計では
2,050年の日本の人口 95,151,684,000 (19位相当)ブラジル
⑨
⑩
イギリス
50,616,000
46,367,000
人口データ出典:UN, World Population Prospects(世界の人口推計)
http://www.un.org/esa/population/unpop.htm
2,050年の日本の人口 95,151,684,000 (19位相当)
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/suikei07/suikei.html
50
⑩
世界計世界計世界計世界計 2,529,346,000
イタリア
46,367,000 http://www.un.org/esa/population/unpop.htm
World Population Prospects The 2008 Revision
http://esa.un.org/unpp/index.asp
87. 在来型天然ガスと非在来型天然ガス
87
出典:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物機構 市原路子氏 2009/04/16 ブリーフィング資料 『北米のシェールガス革命』
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=0904_b03_ichihara_shalegas%2epdf&id=2795
在来型は穴を掘れば採掘出来たが、それ以外は簡単ではない在来型は穴を掘れば採掘出来たが、それ以外は簡単ではない在来型は穴を掘れば採掘出来たが、それ以外は簡単ではない在来型は穴を掘れば採掘出来たが、それ以外は簡単ではない
117. 日常生活と放射線
10
放射線の量
(ミリシーベ
ル ト )
10ブラジル・ガラパリでの 10
2.4
6.9
世界の1人あたりの
自然界からの放射線
(年間・世界平均)
全身CTスキャン(1回)
宇宙から
0.39
10ブラジル・ガラパリでの
自然界からの放射線(年間)
1.0
(年間・世界平均)
一般公衆の線量限度
(年間・医療は除く)
大地から
0.48
食物から
0.29 1
1.48日本の1人あたりの
自然界からの放射線
(年間・全国平均)
国内での自然界からの放射線の差
0.6 胃のX線集団検診(1回)
空気中の
ラドンから
1.26
岐阜 神奈川
0.4
0.2
国内での自然界からの放射線の差
(年間・県別平均値の差の最大)
東京~ニューヨーク航空機旅行
(往復・高度による宇宙線の増加)
胸のX線集団検診(1回)
0.1
0.022
0.05
再処理工場の操業による工場周辺の
線量目標値(年間)
クリアランスレベル導出の 原子力発電所(軽水炉)周辺の線量目標値(年間)
(実績ではこの目標値を大幅に下回っています)0.010.01
※ 日本の原子力発電から放出
される放射性物質から受け
る放射線の量は0.001ミリシ
ーベルト未満です。(年間
)
117出典:資源エネルギー庁「原子力2010」他
クリアランスレベル導出の
線量目安値(年間) (実績ではこの目標値を大幅に下回っています)0.010.01
125. 放射線の種類と性質の比較
本 体 重 さ 電 荷 物 質
浸 透 力
電 離
作 用
蛍 光
作 用
ア ル フ ァ 線 ヘ リ ウ ム
原 子 核
非 常 に
重 い
正 電 荷 2 小 大 大
原 子 核 重 い
ヘ ゙ ー タ 線 電 子 非 常 に
軽 い
負 電 荷 1 中 中 中
カ ゙ ン マ 線 電 磁 波 な し な し 大 小 小
代表的な放射性物質とその物理的半減期
( エ ッ ク ス 線 )
中 性 子 線 中 性 子 重 い な し 大 大 大
代表的な放射性物質とその物理的半減期
核 種 半 減 期 主な放射線
トリチウム※ 12年 β線
核 種 半 減 期 主な放射線
キセノン133 5日 γ線
※自然放射性物質
トリチウム※ 12年 β線
カリウム40※ 13億年 β線
マンガン54 300日 γ線
キセノン133 5日 γ線
セシウム134 2年 γ線
セシウム137 30年 γ線
生体半減期生体半減期生体半減期生体半減期
(体内で半分になる
期間)マンガン54 300日 γ線
コバルト60 5年 γ線
ストロンチウム90 29年 β線
セシウム137 30年 γ線
ラジウム226※ 1600年 α線
ウラン235※ 7億年 α線
期間)
セシウム30日セシウム30日セシウム30日セシウム30日
125
ストロンチウム90 29年 β線
ヨウ素131 8日 γ線
ウラン235※ 7億年 α線
プルトニウム239 24000日 αf線
128. 世界各地の大地から受ける年間自然放射線量
(mSv/y)
地域 平均値 最高値
ラムサール(イラン) 10.2 260
ガラパリ(ブラジル) 5.5 35
(mSv/y)
ケララ(インド) 3.8 35
陽江(中国) 3.5 5.4
香港(中国) 0.67 1.0
0.43 1.26日本 0.43 1.26
128
出典:『世界の高自然放射線地域の健康調査より世界の高自然放射線地域の健康調査より世界の高自然放射線地域の健康調査より世界の高自然放射線地域の健康調査より』
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-1.html
133. 私の疑問(東電の公式見解ではありません)私の疑問(東電の公式見解ではありません)
• 安い化石燃料の時代は終わった• 安い化石燃料の時代は終わった
• 少子高齢化で日本経済の相対的地位低下
• 財政は危機的状況だが国内はそれほど危機感• 財政は危機的状況だが国内はそれほど危機感
がない
• 96%(原子力を準国産エネルギーとしても81%)• 96%(原子力を準国産エネルギーとしても81%)
を輸入に頼る
• 将来もエネルギーを海外から今までと同じように• 将来もエネルギーを海外から今までと同じように
買い続けることができるのか?
• 社会インフラはこのまま維持できるか?• 社会インフラはこのまま維持できるか?
• 影響は社会的弱者ほど大きい。
133
本資料は東京電力の公式見解ではなく早坂の個人的見解です。また、目的外利用や複写による配布はご遠慮下さい。
141. 世界の風の状況
The map shows the mean wind speed in ms-1 @ 10 m a.g.l. for the period 1976-95, according to
アルゼンチンのパタゴニア地方などは風力発電に適しているとも言われる。
141
The map shows the mean wind speed in ms-1 @ 10 m a.g.l. for the period 1976-95, according to
the NCEP/NCAR reanalysis data set
出典:http://www.windatlas.dk/World/Index.htm
170. 都道府県別家庭の一人当たりエネルギー消費
出典:独立行政法人 経済産業研究所 都道府県別エネルギー消費統計
45
50
東京
京都
大阪
出典:独立行政法人 経済産業研究所 都道府県別エネルギー消費統計
30
35
40
京都
20
25
30
自動車
家庭
都会より地方の方が都会より地方の方が都会より地方の方が都会より地方の方が
エネルギー価格高騰のエネルギー価格高騰のエネルギー価格高騰のエネルギー価格高騰の
10
15
20
エネルギー価格高騰のエネルギー価格高騰のエネルギー価格高騰のエネルギー価格高騰の
インパクトが大きい?インパクトが大きい?インパクトが大きい?インパクトが大きい?
0
5
北 秋 福 石 富 青 岩 新 福 山 宮 山 徳 高 島 岡 愛 鳥 広 香 三 大 愛 和 兵 長 千 大 佐 宮 静 福 長 岐 奈 東 群 京 鹿 神 熊 山 滋 栃 茨 埼 沖北
海
道
秋
田
福
井
石
川
富
山
青
森
岩
手
新
潟
福
島
山
形
宮
城
山
口
徳
島
高
知
島
根
岡
山
愛
媛
鳥
取
広
島
香
川
三
重
大
阪
愛
知
和
歌
山
兵
庫
長
野
千
葉
大
分
佐
賀
宮
崎
静
岡
福
岡
長
崎
岐
阜
奈
良
東
京
群
馬
京
都
鹿
児
島
神
奈
川
熊
本
山
梨
滋
賀
栃
木
茨
城
埼
玉
沖
縄
個人の生活では必ずしも地方に比べ都会のエネルギー消費が多いわけではない
170自動車次第自動車次第自動車次第自動車次第
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