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浪江町タブレット利用者像
- 1. Code for Namie プロジェクト
タブレット利利⽤用者像
Ver1.00
〜~浪浪江町⺠民のペルソナ〜~
2014/5/22
- 2. 1Code for Namie プロジェクト
利利⽤用者に喜ばれるものをつくるために
浪浪江町⺠民。⽣生活も、求めていることも、⼈人によってさまざまです。
使ってもらえるもの/喜んでもらえるものを創るために、
どんな⼈人が使ってくれるのかを考えましょう。
どんな⼈人?
どんな暮ら
しで使う?
何を求めて
いる?
タブレットの利利⽤用者について考えよう
- 3. 2Code for Namie プロジェクト
町⺠民の姿や声から「利利⽤用者像」を想定
避難先への訪問と
インタビュー
タブレットの利利⽤用者を
特定の⼈人物像として想定
町⺠民の⽣生活の様⼦子や
求めていることを分析
⾝身近で寄り添う
復復興⽀支援員の声
浪浪江町役場に
集まる町⺠民の⽣生活情報
どんな
⼈人?
どんな暮ら
しで使う?
何を求めて
いる?
⽣生活の様⼦子の違いなどから、
5タイプを想定
- 4. 3Code for Namie プロジェクト
⼈人とのつながり
充⾜足
福島や浪浪江の
情報充⾜足
タイプ1
“みんなの相談役”
近くに仲間がたくさんいて
必要な情報が集まる
コミュニティの中⼼心的⼈人物
タイプ2
“巻き込み隊⻑⾧長”
ITリテラシーが⾼高く
⾃自分から情報を集めて発信したり
コミュニティをつくる⼈人
タイプ3
“おひとり様”
1⼈人暮らしで
周囲の⼈人との関わりが少ないが、
唯我独尊、好きなことをする⼈人
タイプ4
“ピボット家族”
⼦子供の成⻑⾧長に合わせて
⽣生活に軸をつくる、
⼦子育てファミリー
タイプ5
“SOS”
知り合いと離離れ
福島の情報、避難先の情報が少なく
孤独感を感じている。
福島や浪浪江の
情報不不⾜足
⼈人とのつながり
不不⾜足
タイプ5
5タイプの利利⽤用者
タイプ4
タイプ3
タイプ2
タイプ1
- 5. 4Code for Namie プロジェクト
「利利⽤用者像」を具体的に設定
利利⽤用者像
1
福島市の仮設住宅宅で
浪浪江のつながりを
⼤大切切に⽣生きる夫婦
千葉葉のマンションで
新しい⽣生活を始めた⺟母⼦子家庭
⼆二本松市のアパートで
好きなことをしながら
独り暮らす⾼高齢者
埼⽟玉県に避難したが、
地域に馴染めず
苦労している⽼老老夫婦
仙台市のマンションで
様⼦子をみながら⽣生活する
⼦子育て家族
タイプ1 “みんなの相談役”
近くに仲間がたくさんいて
必要な情報が集まる
コミュニティの中⼼心的⼈人物
タイプ2 “巻き込み隊⻑⾧長”
ITリテラシーが⾼高く
⾃自分から情報を集めて発信したり
コミュニティをつくる⼈人
タイプ3 “おひとり様”
1⼈人暮らしで
周囲の⼈人との関わりが少ないが、
唯我独尊、好きなことをする⼈人
タイプ4 “ピボット家族”
⼦子供の成⻑⾧長に合わせて
⽣生活に軸をつくる、
⼦子育てファミリー
タイプ5 “SOS”
知り合いと離離れ
福島の情報、避難先の情報が少なく
孤独感を感じている。
利利⽤用者像
2
利利⽤用者像
3
利利⽤用者像
4
利利⽤用者像
5
- 6.
福島市の仮設住宅宅で、浪浪江のつながりを⼤大切切に⽣生きる夫婦
⽗父:⼤大堀 正男 (68歳) ⺟母:松⼦子(67歳)
ライフスタイル 浪浪江町への意識識・活動ケータイ・PCの使い⽅方
気になること: 除染はうまくいってるか? 町⻑⾧長は今⽇日何してる?
やりたいこと: 健康なうちに⾃自分のふるさとへ戻りたい!
Code for Namie プロジェクト
・農業⼀一筋でやってきた
・趣味は⼿手芸と家庭菜園
・明るく朗らかで友達が多い
・元 学校の先⽣生
・趣味は盆栽、⽇日曜⼤大⼯工
・真⾯面⽬目で責任感が強い
正男(⽗父):朝5時に起き、1時間か
けて新聞をしっかりと読む。
⽇日中は集会所のイベントにでたり、除染
説明会を聞くために⾞車車で移動したりと忙
しい。
仮設のベンチで仲間と話すのも⽇日課。
松⼦子(⺟母):仮設住宅宅の施設内にある
畑を借りて、野菜を育てている。そ
の野菜で料料理理をつくるのが⼀一つの楽し
み。
集会所で催される⼿手芸のサークルに参
加している。
正男(⽗父):携帯電話は、電話
がよく来るのでいつも持ち歩い
ている。短い⽂文章ならメールも
打てる。
本当はスマホを使ってみたい
と思っている。
松⼦子(⺟母):⼦子供に持たされた
携帯電話(⾼高齢者⽤用)を所有して
いる。万歩計がお気に⼊入り。
電話をかける時は、⼿手帳を⾒見見
たり、壁に貼ってある連絡簿
を⾒見見る。
浪浪江には隔週で⾏行行っている。
家の中は掃除してもやりきれな
いが、ねずみや蛇をなんとかし
たい。
浪浪江に⾏行行く時は、放射線量量を確
認したり、写真をとったりする。
帰ってきたら、同じ地域の仲
間や仮設の仲間に報告する。
早く浪浪江に帰って前のように⾃自
分の畑で野菜をつくり、
⾃自由にのんびり過ごしたい。
交友関係
正男(⽗父):地域住⺠民の中⼼心的
な⼈人物。もともと顔が広いが、
今でもよく⼈人が訪ねて来る。
仮設住宅宅の⾃自治会(⽣生活をよく
するための集まり)にも積極的
に参加している。
松⼦子(⺟母):仮設住宅宅内に兄の
家族がいるため、晩ご飯を分
け合うなど交流流が活発。
明るく、誰とでも打ち解けられ
るので、仮設に⼊入ってから仲
良良くなった友⼈人もいる。
・⼦子供は3⼈人
それぞれ家庭を持っている
・松⼦子の兄が同じ仮設に住む
家族情報:
利利⽤用者像 1
おお ぼり
※本資料料で記述される「利利⽤用者像」は架空の⼈人物です。実在する⼈人物とは⼀一切切関係ありません。
- 7.
千葉葉県のマンションで、新しい⽣生活を始めた⺟母⼦子家庭
⺟母:清橋 秋⼦子(44歳) 娘:桜(17歳)
・夫は、いわき市で単⾝身赴任中
家族情報:
ライフスタイル 浪浪江町への意識識・活動ケータイ・PCの使い⽅方
秋⼦子(⺟母):朝はお弁当をつくり、桜
(娘)を送り出してから、⾃自分も仕事へ。
⾞車車で通勤している。
仕事のない⽇日は、助成⾦金金をもらうための
書類など、浪浪江のことに関する書類
づくりをやっている。
千葉葉に来て浅いので、⾃自転⾞車車で家の周
りを偵察したりもする。
桜(娘):⾼高校から千葉葉の学校に通い
だした。電⾞車車で通っている。
吹奏楽部に⼊入り、友達も増えてきた。
秋⼦子(⺟母):スマホを使ってい
る。FacebookやLINE、乗換案
内などのアプリをよく使う。
ニュースのアプリでは、福島県
を地域設定して、ローカル
ニュースを⾒見見ている。
夫とは電話ではあまり話さない。
元気でいることがわかればい
い。
桜(娘):スマホを使っている。
主にLINEやゲームなど。
パソコンを買ってもらったが、
まだ使いこなせていない。
交友関係
秋⼦子(⺟母):Facebookで友達
の投稿を毎⽇日チェック。同窓会
などのイベントの企画をたて、
皆に連絡をとる。昔の仲間が
集まり、笑顔を⾒見見れるのが嬉し
い。
避難者の集会にも参加してみた
い。「きっと誰かとつながって
いるはず。」
桜(娘):浪浪江の友達とは
LINEグループでつながってい
る。クラス別、部活別など。
毎⽇日頻繁に連絡がくる。
気になること: 知り合いに不不幸がなかったかしら?(お悔やみ情報が知りたい)
やりたいこと: ⾏行行政の⼿手続きをもっと簡単にやりたい!
秋⼦子(⺟母):浪浪江に戻るつもり
で、浪浪江の家の掃除をしている。
帰るたびに、通⾏行行規制されてい
る場所を通る「通⾏行行証」が必要
だが、その⼿手続きがとても⾯面
倒。思い⽴立立った時に通れるよう
にしてほしい。
桜(娘):15歳になった時(規
制が解けた年年)家を⾒見見に帰った。
正直、まだ現実を受け⼊入れら
れない。
・週に2⽇日事務職のパート
・絵はがきや⼿手紙を書くのが好き
・底抜けに明るい性格
・⾼高校1年年
・吹奏楽部
・おっとりとした性格
Code for Namie プロジェクト
利利⽤用者像 2
きよ はし
※本資料料で記述される「利利⽤用者像」は架空の⼈人物です。実在する⼈人物とは⼀一切切関係ありません。
- 8.
利利⽤用者像 3 ⼆二本松市のアパートで、好きなことをしながら独り暮らす⾼高齢者
⽗父:苅野 次郎郎(62歳)
ライフスタイル 浪浪江町への意識識・活動ケータイ・PCの使い⽅方交友関係
sample
気になること: ⾃自分だけ損をしないように、必要な⼿手続きはできてるか?
やりたいこと: 将棋対戦や⿇麻雀がしたい!
家族情報:
たいていは1⼈人家の中で過ごす。
⾳音がないと寂しいので、BGM的にテ
レビをつける。⾳音楽を聞くことも。
1⼈人部屋に居ても暇なので、昔の映画を
DVDで繰り返し観たり、雑誌を買って読
んでいる。
猫を飼ってみたい。猫がいれば、うろう
ろ動き回ってにぎやかになりそう。
ご飯は外⾷食ですますことが多い。
喫茶茶店でコーヒーを飲むのも好き。
たまに⼦子供が訪ねてくるが、
しばらく知⼈人とは会っていな
い。
いつも⾏行行く喫茶茶店の店員や、外
⾷食先のマスターとは、冗談を⾔言
い合う仲。
昔の⿇麻雀仲間がどうしてるの
か気になることもあるが、⾃自分
からは出向くほどではない。
浪浪江に戻る予定はないが、これ
からのことは、⻑⾧長く⾒見見守ってい
きたいと思っている。
⾏行行政の⼿手続きはとても苦⼿手。
⾃自分だけ損をしていないか、確
かめる⼿手段がないので、気に
なっている。
緊急⽤用に携帯電話を持っている
が、ほとんど使っていない。
パソコンではエクセルに買った
物の記録や、買いたい物の⽐比
較表をつくる。この前は、デジ
タルカメラを購⼊入しようと思い、
機能などを⽐比較した。
インターネットは、必要な時だ
け、わからないことを検索索す
る。気が向けばニュースも⾒見見る。
・無職
・古い名作映画が好き
・にぎやかな場所が好き
・妻は5年年前に亡くなった
・⼦子供は2⼈人
それぞれ家庭を持っている
Code for Namie プロジェクト
かり の
※本資料料で記述される「利利⽤用者像」は架空の⼈人物です。実在する⼈人物とは⼀一切切関係ありません。
・昔は⿇麻雀をよくやっていた
・凝り性の⼀一⾯面がある
- 9.
利利⽤用者像 4 仙台市のマンションで、様⼦子をみながら⽣生活する⼦子育て家族
⽗父:請⼾戸 かん太(34歳) ⺟母:もえ(34歳)
ライフスタイル 浪浪江町への意識識・活動ケータイ・PCの使い⽅方交友関係
息⼦子:めぐる(7歳)
気になること: 福島でおもしろいイベントないかな?
やりたいこと: 新しいコミュニティに早くとけこみたい!
めぐる(息⼦子)中⼼心に⽣生活が回っている。
もえ(⺟母)は、めぐる(息⼦子)をダンス
スクールへ送ったり、家事をこなすだけ
で、バタバタと⼀一⽇日が過ぎていく。
かん太(⽗父)は資格をとるためトレーニ
ングセンターへ通っている。仙台に来て
から、バスを使うことが多くなったの
で、バスの時刻表を壁に貼っている。
⼣夕⾷食は家族団らんのひと時。テレビを
観ながらゆっくりと過ごす。
めぐる(息⼦子)は、PSPの対戦型ゲーム
にはまっている。あまりにも熱中するの
で、時間を決めて使わせている。
めぐる(息⼦子)がまだ⼩小さいの
で浪浪江には⾏行行けないが、福島の
のんびりした⾵風景をもっと⾒見見
せてやりたいと思う。
時間があれば家族で福島へ
ドライブに⾏行行き、季節の花を
⾒見見たり、お祭りや花⽕火⼤大会に参
加したりする。
もえ(⺟母)は、⽣生まれ育った
家がどうなっているのか、ふ
と、気になることがある。
仙台に来てまだ浅いので、こち
らに友達は少ない。
かん太(⽗父)は、また野球をや
りたいと思っているが、きっか
けが掴めずにいる。
浪浪江の友⼈人はみんな携帯電話を
持っており、居場所はわかって
いる。必要になれば電話する。
もえ(⺟母)は、中学からの友⼈人
と⻑⾧長電話をする。電話代が気
になるので、無料料になる相⼿手と
だけ電話している。
かん太(⽗父)と、もえ(⺟母)は、
スマホを持ち、めぐる(息⼦子)
にはキッズケータイを持たせて
いる。家に電話はひいていない。
かん太(⽗父)も、もえ(⺟母)
も、情報機器には詳しくない
ので、あまり、アプリはダウン
ロードしていない。浪浪江町役場
のメルマガは、友達に進められ
て登録。⼀一応チェックしている。
家にパソコンがないので、イン
ターネットはスマホで使う。
・主婦
・家計をやりくるすること
に⼼心をさいている
・無職(就職活動中)
・浪浪江では野球をやっていた
・穏やかで優しい性格
・⼩小学2年年
・⼦子供ダンススクールに通う
・天真爛爛漫な性格
Code for Namie プロジェクト
うけ ど
※本資料料で記述される「利利⽤用者像」は架空の⼈人物です。実在する⼈人物とは⼀一切切関係ありません。
- 10.
利利⽤用者像 5 埼⽟玉県に避難したが、地域に馴染めず苦労している⽼老老夫婦
⽗父:津島 浪浪⼀一(71歳) ⺟母:すみ江(73歳)
ライフスタイル 浪浪江町への意識識・活動ケータイ・PCの使い⽅方交友関係
気になること: 福島でどんなことが起こっているのか?
やりたいこと: 浪浪江弁でしゃべれる友が欲しい! ⽣生き甲斐を⾒見見つけたい。
早く浪浪江の家に戻りたい。
この前、⾞車車で浪浪江に帰ってきた。
墓参りもして、とても疲れた。
そう、ちょくちょくは帰れない。
埼⽟玉のテレビでは、福島の
ニュースはちょっとしかやら
ないから、役場から送られて
くる広報誌や新聞が頼り。
もっと⾒見見たい。
福島でどんなことが起こってい
るのか?気になる。
⾝身近な⼈人以外は連絡がとれない。
どこにいるのかわからない友
⼈人もいる。娘から、「誰だれが
亡くなった」と聞くこともある
が、住所がわからないので、連
絡ができていない。
マンションでは、近所付き合
いがなく、友⼈人もできない。
先⽇日、駅前を歩いていて、福島
弁が聞こえてきたので、あわて
て振り返った。知ってる⼈人かも
しれないと期待したが…。
1LDKのマンションに2⼈人で住む。
⽬目標がみつからず、⽣生活にハリがない。
普段は、家の中でテレビを⾒見見て過ごす
ことが多い。
埼⽟玉の街は、どこに何があるのか?
さっぱりわからない。迷⼦子になるのは
嫌なので、買い物と病院にいく時くらい
しか、家の外にでない。
たまに娘と孫が訪ねてくるのがとても楽
しみ。予定は、カレンダーに書き⼊入れ
ている。
2⼈人とも携帯電話を持っている。
浪浪⼀一(⽗父)は、たまにかかって
くる電話に出る程度度。
すみ江(⺟母)は、娘や孫とメー
ルのやりとりをしている。
写真が送られてくるので、そ
れに返信をするくらいだが。
孫に教えてもらい、短い⽂文章
はうてるようになってきた。
パソコンには苦⼿手意識識がある。
誰かに⼿手取り⾜足取り教えてもら
得れば分かるけど…。
・娘(46)は結婚し、茨城へ
孫が2⼈人いる
家族情報:
・無職(元 トラック運転⼿手)
・糖尿尿病で⽉月に1度度通院する
・毎⽇日薬を飲んでいる
・主婦
・カラオケが好き
・⼈人⾒見見知りな⾯面がある
Code for Namie プロジェクト
つし ま ろう いち
※本資料料で記述される「利利⽤用者像」は架空の⼈人物です。実在する⼈人物とは⼀一切切関係ありません。