SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  46
ビッグデータと市民主導による
健康医療イノベーション
-US,北欧の先進事例-
2015年6月7日
博士(医薬学) 笹原英司
特定非営利活動法人ヘルスケアクラウド研究会
CLOUD SECURITY ALLIANCE BIG DATA WORKING GROUP
在日米国商工会議所 ヘルスケアIT小委員会
AGENDA
1. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国事例
2. シビックテクノロジー主導型の米国事例
3. 米国のビッグデータ相互運用性標準化動向
4. 日本の地域課題解決と
持続可能な事業活動の創出に向けて
2
AGENDA
3
1.国連の幸福度ランク上位の北欧諸国事例
1-1. 国連の幸福度指標(Well-Being Score)
「World Happiness Report 2015」
Sustainable Development Solutions Network(SDSN)が
2015年4月に公表 (http://worldhappiness.report/download/)
幸福度の6大ファクター
一人当たりGDP
社会的支援
健康寿命
人生選択の自由
寛大さ(例.寄付)
信頼(例.腐敗認識)
+補完要因(ディストピア、残差)
4
1-1. 国連の幸福度指標(Well-Being Score)
「World Happiness Report 2015」
国・地域別ランキング:トップ10位+米国+日本
5
出典:「World Happiness Report 2015」(2015年4月)
1-2. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:デンマーク
デンマークの国民教育の基本方針
学校は親と協力して生徒個々の個性と素質を育み、自国の
文化や他国の文化を理解させ、自立心や責任感などの社会
性を身につけさせ、自由と民主主義を徹底して教える
デンマーク発祥のノーマライゼーション原則
バンク・ミケルセン(1959年法)
障害があっても誰でも参加し、普通に暮らせる社会をめざす
高齢者福祉3原則
自己決定権
生活の継続性
残存能力の活用
6
1-2. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:デンマーク
デンマークの教育におけるデザインとICTの利活用
7
・(例)レゴ財団の教育支援活動
(http://www.theideaconference.com/)
グランドデザイン ビルディングブロック/モジュールの組合せ
1-2. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:デンマーク
デンマークの電子政府とナショナルデータベース
8
・“Temporal disease trajectories condensed from population-wide
registry data covering 6.2 million patients”
(Nature Communications、2014年6月24日)
・デンマークの全人口をカバーする電子カルテシステムから収集した患者620万人分の国民医療
データベース(デンマーク全国患者登録)を用いて、特定期間における主要な病気(1171種類)の
進行状態や相互関係を解析した結果を公表
国民共通番号制度による
デンマークの市民ポータル
「Borger.dk」
1-3. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:スウェーデン
スウェーデンの「フォルクヘメット(Folkhemmet)」
国民の家(1930年代に打ち出された理念)
国家は家族のように組織化されなければならない。家族の構成員
はどんな傷害を負っていようとも、家族のために献身しようと思って
いる。
スウェーデンのパブリック・ヘルス政策(2000年代以降)
<5つの主要ビルディングブロック>
Start – 小児期、思春期の状態
Support – 健康的な選択の促進
Protection – 健康の脅威に対する効果的で安全な保護
Collaboration – 良好な健康状態のための責任の共有
Strengthened knowledge control – より効果的な公衆衛生活動のために
9
1-3. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:スウェーデン
世界のコーディネーター役を果たすスウェーデン
10
・国レベル ・EUレベル ・国連レベル
1-3. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:スウェーデン
スウェーデンのオープンデータと健康医療
11
・Opengov.se
スウェーデン政府統一の
オープンデータポータルで、
データセット、API、アプリ等を提供
・Medicinera.se
現在地のGPS情報に基づいて、
OTC医薬品が買える薬局・ドラ
ッグストアの情報を提供する
モバイルアプリケーション
1-4. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:フィンランド
フィンランドの子どもと家族に対する考え方
(Tuula Tamminen, University of Tampere)
出産後の母親の幸福感が子どもの発育・発達に寄与する
母親の幸福感の鍵は周囲の人たちとの人間関係
世代を超えた女性同士の関係が重要
子どもと母親を始めとする家族が安心できる社会が必要
フィンランドの「ラヒホイタヤ(lähihoitaja)」
社会・保健医療共通基礎資格
保健医療分野:准看護師、児童保育士、歯科助手、ペディケア士、
リハビリ助手、精神障害看護助手、救急救命士・ 救急運転手
社会サービス分野:知的障害福祉士、家政婦、日中保育士
12
1-4. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:フィンランド
フィンランドの教育イノベーションとICT
・“Digital storytelling promotes HIV and AIDS education in Africa”
(UNIVERSITY OF EASTERN FINLAND、2015年1月26日)
・コンセプトや思いを、それらを想起させる物語を通して伝える「ストーリーテリング」にデジタルを活用
した手法を開発し、アフリカのグローバルヘルスに適用
Sura Ya Ukimwi – Face of AIDS
(http://www.surayaukimwi.com/)
13
1-4. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国:フィンランド
フィンランドの市民参加型ダイバーシティ支援活動
14
・Slush
フィンランド発スタートアップカンファレンス
・Rails Girls
フィンランド発女性向けプログラミングコミュニティ
・Rails Girls Osaka
1-5. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国が強い理由
北欧型グランドデザイン・ドリブン・アプローチ
ノーマライゼーション原則と多感覚統合インタラクション
市民参加型コミュニティとファシリテーター役のデザイナー
ビルディングブロック/モジュールの組合せに落とし込む
15
【サービスデザインモデル】
視
覚
聴
覚
触
覚
味
覚
嗅
覚
無意識的な自動処理 意識的な制御処理
【ユーザーエクスペリエンスデザインモデル】
Culture
&
Creativity
Innovation
&
Technology
プロダクト(技術主体) プロセス(人間主体)
1-5. 国連の幸福度ランク上位の北欧諸国が強い理由
16
北欧のデザイナーの強みに学ぶ
・五感を介して得た「気づき」をわかりやすく表現・伝達する力
専門家だけの考えで行動しない
・ユーザー自身を信頼する ← 市民参加型コミュニティの目線
*チーフ・データ・オフィサーに求められるスキルと相通じる
歴史を
勉強する
外からイン
スピレーシ
ョンを得る
ブレイクス
ルーする
AGENDA
17
2.シビックテクノロジー主導型の米国事例
2-1. シビックテクノロジーで社会課題解決を目指す米国
シビックテクノロジー
ITを活用して、地域の社会課題を解決していく技術群
「$6.4 Billion to be Spent on Civic Tech in 2015, Report Says」
(2014年12月5日付Government Technology)
*米国の政府・自治体IT市場規模の24%を占める
代表的なイニシアティブ=Code for America
“Starting in 2015, we are focusing our iterative, user-centered,
and data-driven approach to government primarily in three
areas: health, economic development, and safety & justice.”
18
2-1. シビックテクノロジーで社会課題解決を目指す米国
健康医療へのオープンイノベーション適用事例
保健福祉省(HHS)/退役軍人省(VA)のPHR「Blue Button」
Blue Button for All Americans
Blue Button Mash Up Challenge
Blue Button Health Design Challenge
19
(https://www.youtube.com/watch?v=VwoY6EbSnRc)(http://www.healthit.gov/buzz-blog/author/rebecca-mitchell-coelius/)
2-2. シビックテクノロジー主導型スマートシティ:シカゴ
市民参加とビッグデータによるシカゴの地域課題解決施策
オバマ政権下で2009年から2010年まで大統領首席補佐官を
務めたラーム・エマニュエル市長のリーダーシップの下、市民
参加型のスマートシティによって、様々な社会課題の解決に
向けた取り組みを行う
20
・Chicago Health Atlas
(健康医療)
・Retrofit Chicago
(エネルギー)
2-2. シビックテクノロジー主導型スマートシティ:シカゴ
スマートシティプロジェクト組織「Smart Chicago Collaborative」
2000年代半ばにデジタルデバイドの解消を目的として、シカ
ゴ市の自治体、地域NPO、慈善団体、産業界などによって設
立された非営利組織「Partnership for Digital Chicago」が母体
21
領域 プロジェクト名
市民サービス
Connected Chicago、Chicago Works For You、Chicago Early Learning、
Neighborhood Tools
健康医療
Chicago Health Atlas、Smart Health Centers、Foodborne Chicago、
Health Data Liberation
教育 CHive Learning Network、#Civicsummer、Connect Chicago
技術インフラストラクチャ
Civic User Testing Group(CUTGroup)、Web hosting services、
Developer Resources
オープンデータ
Chicago School of Data、Cook County Open Data Partnership、
OpenGovChicago、Illinois Open Technology Challenge、Crime and
Punishment in Chicago
2-2. シビックテクノロジー主導型スマートシティ:シカゴ
シカゴ市のシビックテクノロジー支援組織体制
Department of Innovation and Technology (DoIT)
Office of the Chief Information Officer (CIO)
Enterprise Systems
Software Development & Application Support
Enterprise Architecture (Chief Technology Officer)
Technical Operations
Information Security(Chief Information Security Officer)
Planning, Policy & Management
Data Science(Chief Data Officer)
Finance and Administration
22
2-2. シビックテクノロジー主導型スマートシティ:シカゴ
シカゴ市のデータサイエンス部門
チーフ・データ・オフィサー
市のオープンデータポリシーの導入、遵守、拡大を調整する
市の部門間の情報共有を促進する
データ分析を通じて、市の意思決定や運営を改善する
チーフ・インフォメーション・オフィサーに報告する
オープンデータ・コーディネーター
施策に基づき、市の機関の責務遂行を支援する
オープンデータアドバイザリーグループを務める
必要に応じ、施策の遂行に係る問題について、オープンデータアドバイザリ
ーグループと会合し、討議する
イノベーション&テクノロジー部門のオープンデータ遵守報告書準備を支援
する
23
2-3. コミュニティ主導型の社会課題解決:ボストン
ボストン市のシビックテクノロジープロジェクト例(1)
Youth Lead the Change
青少年の予算決定プロセスへの関与を促進させることを目的として、行政機関から独立し
たチームがコミュニティを運営
12歳~25歳のボストン在住の青少年が集まって市の予算100万ドルの使い道を決める公
開コンテストを実施
プロジェクトから生まれたアウトプットを、ボストン市の正式な調達プロセスにおける提案依
頼書(RFP)として採用
24
2-3. コミュニティ主導型の社会課題解決:ボストン
ボストン市のシビックテクノロジープロジェクト例(2)
Participatory Chinatown
アジア系住民が多く居住するチャイナタウン地域の都市計画マスタープ
ランにおいて、計画策定の早期段階からチャイナタウンの住民の声を反
映させることを目的として、没入型3Dゲームを開発
地域活動に関わった経験のない若い世代の住民でもゲーム感覚で参
加できるように、15人の仮想住民がキャラクターとして、仕事や住居、交
流の場所を見つけながら、与えられた課題を達成するゲーミフィケーショ
ン形式を採用
25
2-3. コミュニティ主導型の社会課題解決:ボストン
ボストン市のシビックテック・コミュニティ支援体制
シビック・コーダー
先進的な技術や手法を利用して、一般市民が行政とより良い関係を結
ぶためのツールを開発し、地域レベルの社会課題を解決して関係性を強
化する
地域住民を対象とするアウトリーチ活動やハッカソンなどを実施し、行
政機関内部および外部の民間企業、NPO、教育・研究機関との連携を図
る
シビック・プロダクト・マネージャー
ボストン市が市民向けに提供する「Discover BPS」、「Citizens Connect」、
「StreetBump」、「Boston About Results」など、各種アプリケーションの基
盤を支える市民関係性マネジメント(CRM)システムの統括責任者として
、地域住民と行政機関との結び付きの状況を管理しながら、関係性の維
持・拡張・強化を図る
26
2-3. コミュニティ主導型の社会課題解決:ボストン
ボストン市のシビックテクノロジー支援組織体制
Department of Innovation and Technology (DoIT)
【デジタル戦略】~行政のITは市民のための製品である
Engaging Citizens
Connecting the City
Closing the Digital Divide
Increasing Efficiency
Continuously Innovating
Adapting Services to Meeting Changing Needs
Creative Funding
Working Collaboratively
Creating a Sustainable City
Open Government
27
AGENDA
28
3. 米国のビッグデータ相互運用性標準化動向
3-1. ビッグデータ標準化の背景
•2014年5月1日:米国ホワイトハウスの報告書
「Big Data: Seizing Opportunities, Preserving Values」
(http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/docs/big_data_privacy_report_may_1_2014.pdf)
スノーデン事件などを受けて、2014年1月17日にオバマ大統領が
国家安全保障局(NSA)監視プログラムの改革案を発表した時、
ビッグデータとプライバシーに関する見直し作業を90日間で行うよ
うワーキンググループに指示し、その結果を取りまとめたもの
-ビッグデータが個人にもたらす価値や機会と課題
-米国政府のオープンデータとプライバシーにおける取組
-公共部門および民間部門におけるビッグデータの利活用状況と
課題
-ビッグデータ政策フレームワークの方向性
-結論および提言
29
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
NISTビッグデータ相互運用性フレームワーク
ビッグデータパブリックワーキンググループの「定義/分類」、「ユースケ
ース/要求事項」、「セキュリティ/プライバシー」、「リファレンスアーキテ
クチャ」、「技術ロードマップ」の各分科会が草案策定作業を行う
30
段階 内容
ステージ1 上位レベルのビッグデータ・リファレンス・アーキテクチャ
の主な要素で、技術やインフラストラクチャ、ベンダーに依
存しないものを定義する
ステージ2 NISTビッグデータ・リファレンス・アーキテクチャ(NBDRA)
の要素間の一般的なインタフェースを定義する
ステージ3 一般的なインタフェースを介してビッグデータの一般的な
アプリケーションを構築することにより、NBDRAを検証する
V1
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
NISTビッグデータ相互運用性フレームワークV1草案の構成
31
表題 内容
M0392: Draft SP 15001 Volume 1: Definitions 定義
M0393: Draft SP 15002 Volume 2: Taxonomies 分類
M0394: Draft SP 15003 Volume 3: Use Case & Requirements ユースケースと要求事項
M0395: Draft SP 15004 Volume 4: Security and Privacy セキュリティとプライバシー
M0396: Draft SP 15005 Volume 5: Architectures White
Paper Survey
アーキテクチャ白書調査
M0397: Draft SP 15006 Volume 6: Reference Architecture レファレンスアーキテクチャ
M0398: Draft SP 15007 Volume 7: Standards Roadmap 標準規格ロードマップ
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
相互運用性フレームワークにおけるビッグデータの定義:
Big Data refers to the inability of traditional data
architectures to efficiently handle the new datasets.
Characteristics of Big Data that force new
architectures are volume (i.e., the size of the dataset)
and variety (i.e., data from multiple repositories,
domains, or types), and the data in motion
characteristics of velocity (i.e., rate of flow) and
variability (i.e., the change in other characteristics).
32
出典:NIST Big Data interoperability Framework Version 1.0 Working Drafts. (2015年4月)
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
NISTビッグデータ・リファレンス・アーキテクチャの分類
33
出典:NIST Big Data interoperability Framework Version 1.0 Working Drafts. (2015年4月)
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
NISTビッグデータ・リファレンス・アーキテクチャの全体像
34
出典:NIST Big Data interoperability Framework Version 1.0 Working Drafts. (2015年4月)
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
NISTビッグデータ・リファレンス・アーキテクチャの構成要素
35
アクター/ロール 役割
システム・オーケストレーター システムが充足すべき要求事項の橋渡し役となり、データシステムの要件、
設計、モニタリング機能を提供する
データ・プロバイダー 様々なソースから抽象データ型を生成し、異なる機能インタフェースで利用
できるような形で提供する
ビッグデータ・アプリケーショ
ン・プロバイダー
システムオーケストレーターが設定した要求事項を充足するために、データ
ライフサイクルの操作を実行する
ビッグデータ・フレームワーク・
プロバイダー
特定のアプリケーションを開発するビッグデータ・アプリケーション・プロバイ
ダーに、インフラストラクチャ・フレームワーク、データプラットフォーム、処理
フレームワークを提供する
データ・コンシューマー ビッグデータの出力値を受け取る
マネジメント・ファブリック ビッグデータ環境に関連するシステムおよびビッグデータのライフサイクルを
管理する
セキュリティ/プライバシー・
ファブリック
ポリシー、要求事項、監査でシステム・オーケストレーターと連携し、開発、導
入、運用でビッグデータ・アプリケーション・プロバイダーおよびビッグデータ・
フレームワーク・プロバイダーと相互連携する
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
ビッグデータで要求される人材のスキル
コンピテンシーのコアは、テクノロジーからマネジメントへ
36
出典:NIST Big Data interoperability Framework Version 1.0 Working Drafts. (2015年4月)
3-2. 米国NISTのビッグデータ標準化の取組
健康医療ビッグデータのユースケース
37
業界 ユースケース
健康医療
/ライフサ
イエンス
(10件)
・Electronic Medical Record (EMR) Data; Shaun Grannis, Indiana University
・Pathology Imaging/digital pathology; Fusheng Wang, Emory University
・Computational Bioimaging; David Skinner, Joaquin Correa, Daniela Ushizima, Joerg
Meyer, LBNL
・Genomic Measurements; Justin Zook, NIST
・Comparative analysis for metagenomes and genomes; Ernest Szeto, LBNL (Joint
Genome Institute)
・Individualized Diabetes Management; Ying Ding, Indiana University
・Statistical Relational Artificial Intelligence for Health Care; Sriraam Natarajan,
Indiana University
・World Population Scale Epidemiological Study; Madhav Marathe, Stephen Eubank
or Chris Barrett, Virginia Tech
・Social Contagion Modeling for Planning, Public Health and Disaster Management;
Madhav Marathe or Chris Kuhlman, Virginia Tech
・Biodiversity and LifeWatch; Wouter Los, Yuri Demchenko, University of Amsterdam
3-3.健康医療ビッグデータのユースケースからみた
セキュリティ/プライバシーの課題
ユースケース:病理診断画像化/デジタル病理診断
2-Dと3-D病理診断の例
38
出典:NIST Big Data interoperability Framework Version 1.0 Working Drafts. (2015年4月)
3-3.健康医療ビッグデータのユースケースからみた
セキュリティ/プライバシーの課題
ユースケース:病理診断画像化/デジタル病理診断
ビッグデータシステムの全体イメージ
39
出典:NIST Big Data interoperability Framework Version 1.0 Working Drafts. (2015年4月)
3-3.健康医療ビッグデータのユースケースからみた
セキュリティ/プライバシーの課題
ユースケース:病理診断画像化/デジタル病理診断
ビッグデータを支えるクラウドとHadoopの分散処理技術
40
出典:Cloud Security Alliance Big Data Working Group「Big Data Analytics for Security Intelligence」 (2013年9月)
3-3. 健康医療ビッグデータのユースケースからみた
セキュリティ/プライバシーの課題
ユースケース:病理診断画像化/デジタル病理診断
Hadoopシステムのセキュリティ/プライバシー脅威(例)
41
出典:Cloud Security Alliance Big Data Working Group「Expanded Top Ten Big Data Security and Privacy Challenges」 (2013年4月)を基に、
日本クラウドセキュリティアライアンス・ビッグデータユーザーワーキンググループが作成 (2014年2月)
3-3. 健康医療ビッグデータのユースケースからみた
セキュリティ/プライバシーの課題
ビッグデータのセキュリティ/プライバシーにおける十大脅威
42
出典:Cloud Security Alliance Big Data Working Group「Expanded Top 10 Big Data Security and Privacy Challenges」(2013年4月)
を基に、日本クラウドセキュリティアライアンス・ビッグデータユーザーワーキンググループが作成(2014年5月)
AGENDA
43
4. 日本の地域課題解決と
持続可能な事業活動の創出に向けて
4-1. 北欧諸国の事例からの気づき
日本の社会保障政策と北欧諸国のベストプラクティス
幸福度改善の起点は、子ども時代の環境や教育にある
健康寿命の延伸だけでは、日本の幸福度指標全体の改善
につながらない
北欧諸国のバリュー・プロポジションの源泉は、
「Culture & Creativity」 EU全体の競争力強化策の柱
日本の諸機関は、北欧諸国の制度的仕組みについて、詳
細に調査し、「To-Be」として取り入れようとしてきたが、その背
景にある各国の歴史、政治、文化等まで踏み込んでいない
ケースが多い
日本は、「As-Is」を「To-Be」に近づけるための方策が描けな
い
44
4-2. 米国の事例からの気づき
日本のオープンデータ政策と米国のシビックテクノロジー
日本のデータは費用(フロー)で、
米国のデータは資産(ストック)
フローをストックに変える仕組みやイノベーションが日本に
はない(例.持続可能な事業化モデル)
コミュニティとテクノロジーを持続的につなぐ組織体制や人
材で、日本の行政機関は大きく出遅れている
データ利活用で最も重要なスキルは、数理統計やプログ
ラミングの技術よりも、対人コミュニケーション力や調整力
「As-Is」を「To-Be」に近づけるためのグランド・デザインを描
いても、実行・展開に持ち込めない
45
4-3. ビッグデータ標準化動向からの気づき
日本の標準化と欧米の標準化のアプローチの違い
日本のビッグデータ標準化活動は始まったばかり
既に、米国は包括的な標準フレームワークの最終策定段
階まで来ている
「コト」から入る欧米と「モノ」から入る日本のギャップ
グランド・デザイン・レベルでの合意形成プロセスで、日本
は主導権を取れない
ベストプラクティス ≠ ベストプロダクト
ビッグデータならではの仕組みと運用の設計・可視化
日本は、人海戦術でのスモールデータ対応レベル
46

Contenu connexe

En vedette

HVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみた
HVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみたHVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみた
HVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみたKaoru NAKAMURA
 
IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016
IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016
IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016Kohei MATSUSHITA
 
IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015
IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015
IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015Kohei MATSUSHITA
 
CROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無い
CROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無いCROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無い
CROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無いKohei MATSUSHITA
 
大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・
大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・
大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・Yukio Kubo
 
IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~
IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~
IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~Yukio Kubo
 
医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域
医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域
医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町
IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町
IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町Kohei MATSUSHITA
 
ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜
ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜
ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜Miki Yutani
 
Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発
Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発
Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発Hikaru Ito
 

En vedette (11)

HVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみた
HVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみたHVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみた
HVC-C Open Fab Night HVC-CをiOSでいじってみた
 
IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016
IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016
IoTのビジネスをデバイス・ゲートウェイから見てみる / Develpers.IO 2016
 
IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015
IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015
IoT時代のデータ伝送とインフラに求められている機能 Developers.IO 2015
 
CROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無い
CROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無いCROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無い
CROSS 2016 LT - 我々のIoTデバイスがこんなに多いはずが無い
 
大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・
大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・
大阪市南港ATC イメディオ IoT・ M2Mセミナ2016資料(web公開用) 3つの手探り〜技術・マネタイズ・セキュリティ・・・
 
IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~
IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~
IoT/M2Mのセキュリティ  ~こんなはずじゃ!orz になる前に知っておきたい IoT/M2Mの落とし穴~
 
医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域
医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域
医療分野におけるブロックチェーンの可能性と適用領域
 
IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町
IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町
IoTにおけるゲートウェイの役割、選び方 M-SOLUTIONS@ウフル/神谷町
 
医療分野のブロックチェーン利用とセキュリティ
医療分野のブロックチェーン利用とセキュリティ医療分野のブロックチェーン利用とセキュリティ
医療分野のブロックチェーン利用とセキュリティ
 
ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜
ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜
ブロックチェーン入門〜ただしFinTechを除く〜
 
Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発
Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発
Cordovaで作る!センサと超小型BLEモジュールを用いた簡単IoTアプリ開発
 

Similaire à ビッグデータと市民主導による 健康医療イノベーション -US,北欧の先進事例-

海外事例にみるヘルスデータ利活用と ITリスク管理
海外事例にみるヘルスデータ利活用とITリスク管理海外事例にみるヘルスデータ利活用とITリスク管理
海外事例にみるヘルスデータ利活用と ITリスク管理Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
141030オープンデータ 監査人
141030オープンデータ 監査人141030オープンデータ 監査人
141030オープンデータ 監査人Kenji Hiramoto
 
米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ
米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ
米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティEiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「 認知症に関する事例と オープンデータ活用の観点」
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「認知症に関する事例とオープンデータ活用の観点」スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「認知症に関する事例とオープンデータ活用の観点」
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「 認知症に関する事例と オープンデータ活用の観点」Masahiko Shoji
 
Hcopイノベーション
HcopイノベーションHcopイノベーション
HcopイノベーションYasuji Suda
 
ビッグデータプロジェクトを加速させるための 仕組みと運用
ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用
ビッグデータプロジェクトを加速させるための 仕組みと運用Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司
20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司
20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司Insight Technology, Inc.
 
20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン
20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン
20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼンQPITS_Official
 
20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について
20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について
20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力についてJapan External Trade Oragnization, Switzerland
 
210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogue210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogueKenji Hiramoto
 
140616横浜 オープンデータ 技術
140616横浜 オープンデータ 技術140616横浜 オープンデータ 技術
140616横浜 オープンデータ 技術Kenji Hiramoto
 
130723社会学会情報オープンデータ政策
130723社会学会情報オープンデータ政策130723社会学会情報オープンデータ政策
130723社会学会情報オープンデータ政策Kenji Hiramoto
 
裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06
裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06
裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06Hiroyuki Ichikawa
 
Data Science Summit 2012 レポート
Data Science Summit 2012 レポートData Science Summit 2012 レポート
Data Science Summit 2012 レポートnagix
 
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開― 政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開― scirexcenter
 
データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)
データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)
データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)yuzoakakura
 
140413東大オープンガバメント
140413東大オープンガバメント140413東大オープンガバメント
140413東大オープンガバメントKenji Hiramoto
 
プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割
プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割
プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」
ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」
ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」Department of Policy Planning, Kyoto Prefectural Government
 

Similaire à ビッグデータと市民主導による 健康医療イノベーション -US,北欧の先進事例- (20)

海外事例にみるヘルスデータ利活用と ITリスク管理
海外事例にみるヘルスデータ利活用とITリスク管理海外事例にみるヘルスデータ利活用とITリスク管理
海外事例にみるヘルスデータ利活用と ITリスク管理
 
141030オープンデータ 監査人
141030オープンデータ 監査人141030オープンデータ 監査人
141030オープンデータ 監査人
 
米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ
米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ
米国トランプ政権下のヘルスIT戦略とサイバーセキュリティ
 
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「 認知症に関する事例と オープンデータ活用の観点」
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「認知症に関する事例とオープンデータ活用の観点」スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「認知症に関する事例とオープンデータ活用の観点」
スマート健康・医療プラットフォームの課題を考える 「 認知症に関する事例と オープンデータ活用の観点」
 
Hcopイノベーション
HcopイノベーションHcopイノベーション
Hcopイノベーション
 
ビッグデータプロジェクトを加速させるための 仕組みと運用
ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用
ビッグデータプロジェクトを加速させるための 仕組みと運用
 
20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司
20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司
20150630_ビッグデータプロジェクトを加速させるための仕組みと運用 -米国の最新フレームワーク動向とデータアドミニストレータの役割の変化- by 笹原英司
 
20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン
20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン
20141211 qpits国連ハビタット福岡プレゼン
 
20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について
20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について
20140829 経済産業省のオープンデータの取組と地方自治体との協力について
 
210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogue210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogue
 
140616横浜 オープンデータ 技術
140616横浜 オープンデータ 技術140616横浜 オープンデータ 技術
140616横浜 オープンデータ 技術
 
130723社会学会情報オープンデータ政策
130723社会学会情報オープンデータ政策130723社会学会情報オープンデータ政策
130723社会学会情報オープンデータ政策
 
裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06
裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06
裾野市のデータ利活用セミナー 2019/06
 
Data Science Summit 2012 レポート
Data Science Summit 2012 レポートData Science Summit 2012 レポート
Data Science Summit 2012 レポート
 
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開― 政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
 
データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)
データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)
データジャーナリズムの最新動向 (2012年7月)
 
140413東大オープンガバメント
140413東大オープンガバメント140413東大オープンガバメント
140413東大オープンガバメント
 
プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割
プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割
プライバシー・バイ・デザインとこれからのデザイナーの役割
 
ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」
ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」
ITコンソーシアム京都「知的情報処理技術が変える観光情報サービスと地域情報の活用 第1回講演会」
 
医療におけるビックデータの利活⽤
医療におけるビックデータの利活⽤医療におけるビックデータの利活⽤
医療におけるビックデータの利活⽤
 

Plus de Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司

米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM
米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM
米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOMEiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
SDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティ
SDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティSDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティ
SDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティEiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~
ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~
ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御
ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御
ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較
プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較
プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理
バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理
バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ
最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ
最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティEiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023
Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023
Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向
バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向
バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン
[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン
[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザインEiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説
「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説
「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
「NIST SP 800-204C サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説
「NIST SP 800-204C  サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説「NIST SP 800-204C  サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説
「NIST SP 800-204C サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~
情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~
情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 
セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)
セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)
セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司
 

Plus de Eiji Sasahara, Ph.D., MBA 笹原英司 (20)

Metaverse and NFTs on the Healthcare Cloud
Metaverse and NFTs on the Healthcare CloudMetaverse and NFTs on the Healthcare Cloud
Metaverse and NFTs on the Healthcare Cloud
 
米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM
米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM
米国大統領令を起点とする医療機器のゼロトラストとSBOM
 
SDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティ
SDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティSDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティ
SDGs達成に向けたデジタルヘルスを支えるクラウドネイティブセキュリティ
 
ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~
ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~
ロボット支援手術(RAS)システムの脅威モデリング ~医療ロボットから自動車への横展開~
 
ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御
ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御
ゲノムデータのサイバーセキュリティとアクセス制御
 
プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較
プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較
プライバシーエンジニアリング技術標準化の欧米比較
 
医療におけるサードパーティベンダーリスク管理
医療におけるサードパーティベンダーリスク管理医療におけるサードパーティベンダーリスク管理
医療におけるサードパーティベンダーリスク管理
 
バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理
バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理
バイオ/医療サプライチェーンのサイバーセキュリティリスク管理
 
最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ
最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ
最新事例に学ぶクラウドネイティブな医療AIのセキュリティ
 
医療クラウドにおけるランサムウェア攻撃予防対策
医療クラウドにおけるランサムウェア攻撃予防対策医療クラウドにおけるランサムウェア攻撃予防対策
医療クラウドにおけるランサムウェア攻撃予防対策
 
遠隔医療のクラウド利用とリスク管理
遠隔医療のクラウド利用とリスク管理遠隔医療のクラウド利用とリスク管理
遠隔医療のクラウド利用とリスク管理
 
Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023
Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023
Landscape of Cloud-Driven Digital Health Platform Market in Japan 2023
 
バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向
バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向
バイオエコノミー産業の サイバーセキュリティ最新動向
 
[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン
[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン
[ハードウェア編] クラウドネイティブアーキテクチャとIoTセキュリティ・バイ・デザイン
 
Cloud-Native Security on Digital Health-Telehealth Use Case
Cloud-Native Security on Digital Health-Telehealth Use CaseCloud-Native Security on Digital Health-Telehealth Use Case
Cloud-Native Security on Digital Health-Telehealth Use Case
 
「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説
「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説
「NISTIR 8320B ハードウェア対応セキュリティ:信頼されたコンテナプラットフォームにおけるポリシーベースのガバナンス」概説
 
「NIST SP 800-204C サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説
「NIST SP 800-204C  サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説「NIST SP 800-204C  サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説
「NIST SP 800-204C サービスメッシュを利用したマイクロサービスベースのアプリケーション向けDevSecOpsの展開」概説
 
情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~
情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~
情報プラットフォーム構築に必要なこと~欧州のユースケースに学ぶ医療・介護・健康情報連携基盤~
 
医療におけるブロックチェーン利用
医療におけるブロックチェーン利用医療におけるブロックチェーン利用
医療におけるブロックチェーン利用
 
セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)
セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)
セキュアなサーバーレスアーキテクチャ設計手法の概説 (v0)
 

ビッグデータと市民主導による 健康医療イノベーション -US,北欧の先進事例-