SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  33
Télécharger pour lire hors ligne
Copyright © Masaya Ando
UX白書カンファレンス
~UX白書の今とこれから
2017年6月3日
Copyright © Masaya Ando
安 藤 昌 也
千葉工業大学先進工学部知能メディア工学科 教授
早 稲 田 大 学 政 治 経 済 学 部 経 済 学 科 卒 業 。
NTTデータ通信(現、NTTデータ)、経営コンサ
ルティング会社取締役、早稲田大学、国立情報学
研究所、産業技術大学院大学など経て、2011年千
葉工業大学工学部准教授、2015年教授。2016年
より現職。博士(学術) .
専門は、人間中心デザイン。UX(ユーザ体験)
の研究者。人間工学ISOの国内対策委員等を務める。
認定人間中心設計専門家 / 認定専門社会調査士
Copyright © Masaya Ando
『UX白書』を読んだことはありますか?
参加申込時アンケート結果より。
Copyright © Masaya Ando
『UX白書』を読んだことはありますか?
肩書き内訳。
Copyright © Masaya Ando
UX白書(Roto et al., 2011)
UXの定義に混乱があることか
ら、2010年に世界のUX研究者
30名が集まり、基本コンセプ
トを整理した議論の成果。
12ページとコンパクト。
“定義”そのものではないが、
UXとはどういう観点から捉え
るべきかをわかりやすく解説。
Vilpi Roto
hcdvalue
Copyright © Masaya Ando
「UX白書」に書いてあること
Copyright © Masaya Ando
はじめに
UX白書では、世界の英知を集めてすら、“UXを一つで定義
できない”という告白から始まっている。定義しない代わり
に、UXの概念とUXを捉える様々な観点を明確にしている。
Copyright © Masaya Ando
はじめに
この当時、UXはかなり自由な使われ方をしていた。そのた
め、同じUXという用語を用いていても、相互に異なる視点
であることもあり混乱が生じていた。
Copyright © Masaya Ando
1. 序論
その上で、UXを3つの視点で整理している。
‒ 現象としてのUX ・・・UXとは何か
‒ 研究分野としてのUX・・・研究領域としてのUX
‒ 実践としてのUX ・・・どうUXをデザインするか
UX白書は、5章構成であるが、そのうち3章を「現象としてのUX」
及びその整理に関する内容に当てている
Copyright © Masaya Ando
2. 現象としてのUX
UXは「システムの利用を通じて人々が持つ経験」について
であり、一般概念の経験の下位集合である。
UX UX
Copyright © Masaya Ando
2. 現象としてのUX
UXは、様々な概念を包括したものだが、単に一人のユー
ザーの経験を漠然と捉えているわけでない。その例として3
つの視点をあげている。
‒ 経験する(Experiencing)
• 経験は個人的で、かつ動的な変化
‒ ある経験(A user experience)
• 始まりと終わりのある出会い
‒ 共経験(Co-experience)
• 一緒に経験する人々の状況、集団経験
UX
...
Copyright © Masaya Ando
3. ユーザエクスペリエンスの期間
UXは単なるシステムの利用経
験に留まらない。利用前に経
験や口コミ情報など期待から
生じる間接的な経験もある。
更に言えば、使っていない時
に、いろんな情報を仕入れる
こともある。
要するに実際の経験は、極めて動的
であり、決まったパターンはない。
また、経験のどこの範囲に焦点を当
てるかによって、かなり経験の中身
が違っている。
Copyright © Masaya Ando
3. ユーザエクスペリエンスの期間
多様なUXのどこに焦点を当てるか、そのパターンを整理す
ると、UXの期間で表現できる。期間が違うと内的プロセス
が違うため、UXそのもが異なる。
UXについて議論したり話したりする時には
対象とする期間を明確にすることが重要
Copyright © Masaya Ando
4. ユーザエクスペリエンスに影響する要素
UXに影響する要素は幅広いが、大きく3つに分類される。
‒ 文脈:
• 文脈が変われば、システムが変わらなくてもUXは変化する
‒ 社会的文脈、物理的文脈、仕事の文脈、技術や情報の文脈な
ど、またこれらの組み合わせ
‒ ユーザー:
• システムを使う人が様々な要因に影響されるので、
UXは動的である
‒ 製品を使おうとするモチベーション、雰囲気、その時の心理
状態・身体的状態、期待などに影響される
‒ システム:
• システム特性に対するユーザーの知覚・認識がUXに影響
‒ ブランドイメージ、メーカーのイメージ、システムデザイン、
ユーザーの使用の結果など
Copyright © Masaya Ando
5. 実践としてのUX
UXデザインは人間中心設計(HCD)由来であるとした上で、
HCDとの重要な視点の違いとして以下を上げている。
‒ UXの要素
• 従来のHCDよりも広範囲で、感情や解釈、意味、社会的側面等まで関連
‒ 手法・ツール・基準
• デザインプロセス全体を通して利用可能な、手法・ツール・基準を明確
にする必要がある
‒ コンセプトとデザインの表現方法
• デザインよりも前に、その経験を伝えることが大事
‒ 組織におけるUXの位置付け
• UX活動は組織のビジネス戦略における重要なパートとして認識され確立
しつつある
Copyright © Masaya Ando
UX白書の書かれたことを
もっともっと理解する
Copyright © Masaya Ando
「UX白書」の期間モデル
UXは、焦点を当てる期間が異なると、ユーザーの感じる体
験やその評価のメカニズムが異なることを意味している。
Copyright © Masaya Ando
UX白書の基本的な考え方を理解する手がかり
以下の文章は4章の最後に記述されているが、このUX白書の
基本的な考え方を説明している。UX白書は結果的に、UXの
多様性・複雑性を、実用的に整理したものと言える。
UX
Copyright © Masaya Ando
自分の体験で考える
ミニワークショップ
Copyright © Masaya Ando
自分が“気に入っているもの”の利用体験を考える
Copyright © Masaya Ando
自分の感覚をとらえよう
質問の仕方を変えると、
製品への評価が異なるこ
とを、体験的に見つけよ
う。
Copyright © Masaya Ando
他者に伝えるシーン
あなたが友達に体験談を
語る時どうするか?
Copyright © Masaya Ando
学生の例~自分なりの価値観
Copyright © Masaya Ando
学生の例~愛着
Copyright © Masaya Ando
学生の例~ブランドイメージ
Copyright © Masaya Ando
UX白書に関する研究
Copyright © Masaya Ando
Roto(2007)のUXのフェーズモデル
UX白書のモデルは、代表編者のRotoのモデルが元となって
いる。
Copyright © Masaya Ando
安藤の長期間の製品評価のプロセスモデル(2007)
ユーザが長く使う製品
は、当初から関心があ
り、問題があっても、
何とか使おうと努力す
る。
製品評価は、“満足感”
として感じられる。
そして、長期利用の結
果として“愛着”を感じ
るようになる。
Copyright © Masaya Ando
基本的な理論ー Kahnemanの幸福の研究
自身が経験したこと(経験の自己)と、過去の経験を回顧す
る時(記憶の自己)は全く異なることがある。しかも記憶は、
経験のピークと終わりの感情で判断する傾向がある。
60
A B
UX
UX
Copyright © Masaya Ando
まとめとして
Copyright © Masaya Ando
インダストリアル・デザインとしてのUXD
教科書p.40
Copyright © Masaya Ando
詳しくは『UXデザインの教科書』を読んでください
UXデザインを学びたい人が、一通りの知識を習得するため
に独習できる教科書。
1章 概要
なぜUXデザインが必要なのか?
UXデザインの背景と歴史を学ぶ
2章 基礎知識
UXデザインの知識を新たに体系化
7つの要素で重要な知識を学ぶ
3章 プロセス
実践する際の包括的なプロセスを整理
各段階での知識とコツ・留意点を学ぶ
4章 手法
プロセスを実践する手法を整理
22の手法とコツを学ぶ
知
識
か
ら
実
践
へ
Copyright © Masaya Ando
もっと うれしい 体験を。

Contenu connexe

Tendances

「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回
「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回
「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回Yoshiki Hayama
 
あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける
あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つけるあなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける
あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つけるYoshiki Hayama
 
『UXデザインの教科書』を書きました
 『UXデザインの教科書』を書きました 『UXデザインの教科書』を書きました
『UXデザインの教科書』を書きましたMasaya Ando
 
人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して
人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して
人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指してMasaya Ando
 
UXの考え方とアプローチ
UXの考え方とアプローチUXの考え方とアプローチ
UXの考え方とアプローチMasaya Ando
 
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへUXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへMasaya Ando
 
使う人の体験を時間軸で考えよう 〜UXデザインの視点を取り入れる
使う人の体験を時間軸で考えよう〜UXデザインの視点を取り入れる使う人の体験を時間軸で考えよう〜UXデザインの視点を取り入れる
使う人の体験を時間軸で考えよう 〜UXデザインの視点を取り入れるMasaya Ando
 
“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回
“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回
“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回Yoshiki Hayama
 
UXデザイン概論
UXデザイン概論UXデザイン概論
UXデザイン概論Masaya Ando
 
”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」
”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」
”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」Masaya Ando
 
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話Yusuke Hisatsu
 
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回Yoshiki Hayama
 
“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門
“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門
“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門Masaya Ando
 
エスノグラフィック・デザインアプローチ
エスノグラフィック・デザインアプローチエスノグラフィック・デザインアプローチ
エスノグラフィック・デザインアプローチMasaya Ando
 
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイントUXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイントMasaya Ando
 
サービスデザインとUXDそしてデザインプロセス
サービスデザインとUXDそしてデザインプロセスサービスデザインとUXDそしてデザインプロセス
サービスデザインとUXDそしてデザインプロセスMasaya Ando
 
「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!
「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!
「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!Yoshiki Hayama
 
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門Masahito Zembutsu
 
プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回
プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回
プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回Yoshiki Hayama
 

Tendances (20)

「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回
「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回
「UXデザインとは」からはじめる「本流」のUXデザインはじめの一歩 | UXデザイン基礎セミナー 第1回
 
あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける
あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つけるあなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける
あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける
 
『UXデザインの教科書』を書きました
 『UXデザインの教科書』を書きました 『UXデザインの教科書』を書きました
『UXデザインの教科書』を書きました
 
人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して
人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して
人々が“社会と関わっている実感”をデザインすることはを目指して
 
UXの考え方とアプローチ
UXの考え方とアプローチUXの考え方とアプローチ
UXの考え方とアプローチ
 
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへUXデザインの上流工程の考え方とプロセス ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
UXデザインの上流工程の考え方とプロセス  ~リサーチからアイデア発想そしてUIデザインへ
 
使う人の体験を時間軸で考えよう 〜UXデザインの視点を取り入れる
使う人の体験を時間軸で考えよう〜UXデザインの視点を取り入れる使う人の体験を時間軸で考えよう〜UXデザインの視点を取り入れる
使う人の体験を時間軸で考えよう 〜UXデザインの視点を取り入れる
 
“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回
“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回
“UXデザイン”のキモ『ユーザーインタビュー』の具体的テクニックを詳解!| UXデザイン基礎セミナー 第2回
 
UXデザイン概論
UXデザイン概論UXデザイン概論
UXデザイン概論
 
”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」
”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」
”安藤昌也さん”のUX論 ~ 利他的な「私」
 
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話
 
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回ユーザーインタビューからその後どうするの?得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
ユーザーインタビューからその後どうするの? 得られた情報を「UXデザイン」に落とし込む方法 | UXデザイン基礎セミナー 第3回
 
“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門
“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門
“UI/UX”?~恥をかかないための15分UXD入門
 
エスノグラフィック・デザインアプローチ
エスノグラフィック・デザインアプローチエスノグラフィック・デザインアプローチ
エスノグラフィック・デザインアプローチ
 
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイントUXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント
 
サービスデザインとUXDそしてデザインプロセス
サービスデザインとUXDそしてデザインプロセスサービスデザインとUXDそしてデザインプロセス
サービスデザインとUXDそしてデザインプロセス
 
「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!
「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!
「ユーザーを理解するって言うほどカンタンじゃないよね」 UXデザイン・UXリサーチをもう一度ちゃんと理解しよう!
 
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
 
プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回
プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回
プロトタイピングとユーザビリティテストで「UXデザイン」を練りあげよう! | UXデザイン基礎セミナー 第4回
 
はじめてのPRD
はじめてのPRDはじめてのPRD
はじめてのPRD
 

En vedette

Visual definitions of UX ( Restored )
Visual definitions of UX ( Restored )Visual definitions of UX ( Restored )
Visual definitions of UX ( Restored )Gena Drahun
 
レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~
レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~
レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~Horiguchi Seito
 
最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点
最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点
最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点Horiguchi Seito
 
HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5
HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5
HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5George Harada
 
超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう
超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう
超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみようHoriguchi Seito
 
Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計
Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計
Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計Horiguchi Seito
 
Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>
Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>
Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>Horiguchi Seito
 
CSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しよう
CSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しようCSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しよう
CSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しようMasayuki Abe
 
元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学
元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学
元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学Horiguchi Seito
 
レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之
レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之
レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之schoowebcampus
 
今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選
今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選
今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選Horiguchi Seito
 
icoトークンセールの正体
icoトークンセールの正体icoトークンセールの正体
icoトークンセールの正体Masakazu Masujima
 

En vedette (13)

Visual definitions of UX ( Restored )
Visual definitions of UX ( Restored )Visual definitions of UX ( Restored )
Visual definitions of UX ( Restored )
 
レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~
レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~
レスポンシブ基礎 ~Webサイトをレスポンシブに する方法とそのメリット~
 
最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点
最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点
最近、実務に導入してみたフロントエンドの技術8つの良かった点と反省点
 
Lets start-react
Lets start-reactLets start-react
Lets start-react
 
HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5
HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5
HTML5など社内勉強会 Vol.1 - HTML, CSS, HTML5
 
超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう
超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう
超初心者でも大丈夫!AngularJSでフォームページをちょっとリッチに改造してみよう
 
Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計
Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計
Css Architecture for the future 未来を見据えるCSS設計
 
Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>
Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>
Sassをはじめからていねいに<概要−基礎編>
 
CSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しよう
CSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しようCSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しよう
CSSフレームワークとCMS+RWDテンプレでレスポンシブWebデザインサイトを構築しよう
 
元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学
元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学
元コンビニ店長の人生を賭けたエンジニア留学
 
レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之
レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之
レスポンシブWebデザインの基礎と,コーディング実習:先生小川 裕之
 
今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選
今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選
今日から使える! HTML/CSS/JSの シンプルテクニック15選
 
icoトークンセールの正体
icoトークンセールの正体icoトークンセールの正体
icoトークンセールの正体
 

Similaire à UX白書には本当は何が書かれているか

社会科学研究者からみた機械学習
社会科学研究者からみた機械学習社会科学研究者からみた機械学習
社会科学研究者からみた機械学習Jun Iio
 
我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来
我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来
我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来Masaya Ando
 
VRとわたし
VRとわたしVRとわたし
VRとわたしJun Iio
 
サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合
サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合
サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合Yuriko Sawatani
 
UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例
UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例
UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例 Masaya Ando
 
なぜ、いま情報デザインなのか?
なぜ、いま情報デザインなのか?なぜ、いま情報デザインなのか?
なぜ、いま情報デザインなのか?Takahito Kamihira
 
Service Design Roundtable on 2/15/2014, Y. Sawatani
Service Design Roundtable on 2/15/2014, Y. SawataniService Design Roundtable on 2/15/2014, Y. Sawatani
Service Design Roundtable on 2/15/2014, Y. SawataniYuriko Sawatani
 
20170211クレジットカード認識
20170211クレジットカード認識20170211クレジットカード認識
20170211クレジットカード認識Takuya Minagawa
 
「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料
「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料
「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料Takuya Minagawa
 
今後のPRMU研究会を考える
今後のPRMU研究会を考える今後のPRMU研究会を考える
今後のPRMU研究会を考えるYoshitaka Ushiku
 
サービスデザインの教育 8年間の振り返り
サービスデザインの教育 8年間の振り返りサービスデザインの教育 8年間の振り返り
サービスデザインの教育 8年間の振り返り昭夫 吉橋
 
オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)
オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)
オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)Masaki Ito
 
公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道
公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道
公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道Masaki Ito
 
くらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクション
くらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクションくらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクション
くらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクションMasaki Ito
 
トイレサインとピクトグラム
トイレサインとピクトグラムトイレサインとピクトグラム
トイレサインとピクトグラムJun Iio
 
組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響
組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響
組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響Ei Tsukamoto
 
2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)
2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)
2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)ayumi kizuka
 
ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法
ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法
ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法Yoshitaka Naka
 
2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)
2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)
2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)SSI-BJK
 

Similaire à UX白書には本当は何が書かれているか (20)

社会科学研究者からみた機械学習
社会科学研究者からみた機械学習社会科学研究者からみた機械学習
社会科学研究者からみた機械学習
 
我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来
我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来
我々はどこへ行くのか: UXの誤解の先にある未来
 
VRとわたし
VRとわたしVRとわたし
VRとわたし
 
サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合
サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合
サービスデザイン:デジタルとフィジカルの融合
 
UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例
UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例
UX研究のテーマとアプローチ~ 混合研究法によるUX研究の事例
 
なぜ、いま情報デザインなのか?
なぜ、いま情報デザインなのか?なぜ、いま情報デザインなのか?
なぜ、いま情報デザインなのか?
 
Service Design Roundtable on 2/15/2014, Y. Sawatani
Service Design Roundtable on 2/15/2014, Y. SawataniService Design Roundtable on 2/15/2014, Y. Sawatani
Service Design Roundtable on 2/15/2014, Y. Sawatani
 
20170211クレジットカード認識
20170211クレジットカード認識20170211クレジットカード認識
20170211クレジットカード認識
 
「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料
「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料
「コンピュータビジョン勉強会@関東」紹介資料
 
今後のPRMU研究会を考える
今後のPRMU研究会を考える今後のPRMU研究会を考える
今後のPRMU研究会を考える
 
研究室紹介
研究室紹介研究室紹介
研究室紹介
 
サービスデザインの教育 8年間の振り返り
サービスデザインの教育 8年間の振り返りサービスデザインの教育 8年間の振り返り
サービスデザインの教育 8年間の振り返り
 
オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)
オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)
オープンデータが変える公共交通 〜新しいサービス・新しい利用促進〜 (IODD2015掛川会場 基調講演)
 
公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道
公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道
公共交通オープンデータの推進から考えるデータ駆動型社会への道
 
くらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクション
くらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクションくらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクション
くらしの足からMaaSを捉えなおす イントロダクション
 
トイレサインとピクトグラム
トイレサインとピクトグラムトイレサインとピクトグラム
トイレサインとピクトグラム
 
組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響
組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響
組織における「価値観」ネットワークの可視化と 「評価」に与える影響
 
2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)
2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)
2015-11-07 電子工作でクリスマス飾りを作ろう会(2015年度WiTワークショップ)
 
ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法
ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法
ビジネスのコアを創り出すゼロイチ発想法
 
2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)
2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)
2013年社会情報学会若手カンファレンス(大部)
 

Plus de Masaya Ando

行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために
行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために
行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のためにMasaya Ando
 
アイデア収束からプロトタイピング
アイデア収束からプロトタイピングアイデア収束からプロトタイピング
アイデア収束からプロトタイピングMasaya Ando
 
エクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学び
エクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学びエクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学び
エクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学びMasaya Ando
 
利他的UX研究の成果と課題
利他的UX研究の成果と課題利他的UX研究の成果と課題
利他的UX研究の成果と課題Masaya Ando
 
”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って
”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って
”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻ってMasaya Ando
 
利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること
利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること
利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けることMasaya Ando
 
フューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプ
フューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプフューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプ
フューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプMasaya Ando
 
ユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビュー
ユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビューユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビュー
ユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビューMasaya Ando
 
人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える
人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える
人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考えるMasaya Ando
 
人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?
人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?
人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?Masaya Ando
 
気づきとサービスデザインワークショップ
気づきとサービスデザインワークショップ気づきとサービスデザインワークショップ
気づきとサービスデザインワークショップMasaya Ando
 
安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」
安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」
安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」Masaya Ando
 
リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?
リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?
リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?Masaya Ando
 
UXってウチのサイトに関係あるの?
UXってウチのサイトに関係あるの?UXってウチのサイトに関係あるの?
UXってウチのサイトに関係あるの?Masaya Ando
 
デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”
デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”
デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”Masaya Ando
 

Plus de Masaya Ando (15)

行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために
行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために
行動と認識を変えるUXデザイン〜あるべき姿への接近のために
 
アイデア収束からプロトタイピング
アイデア収束からプロトタイピングアイデア収束からプロトタイピング
アイデア収束からプロトタイピング
 
エクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学び
エクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学びエクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学び
エクスペリエンス・エコノミーの先にある『変革経済』と学び
 
利他的UX研究の成果と課題
利他的UX研究の成果と課題利他的UX研究の成果と課題
利他的UX研究の成果と課題
 
”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って
”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って
”間をつなぐ”UXデザイン〜関わりの原点に立ち戻って
 
利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること
利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること
利他的UXデザイン〜オープンであることと人を助けること
 
フューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプ
フューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプフューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプ
フューチャー・エクスペリエンスの手法にチャレンジしよう〜社会ビジョンをユニークに発想するワークショプ
 
ユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビュー
ユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビューユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビュー
ユーザーエクスペリエンスは計測可能なのか? 〜UX計測に関する論文レビュー
 
人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える
人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える
人間中心とは何なのか? 〜利他的UXから考える
 
人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?
人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?
人工知能技術は人間中心設計の議論の俎上に載せ得るか?
 
気づきとサービスデザインワークショップ
気づきとサービスデザインワークショップ気づきとサービスデザインワークショップ
気づきとサービスデザインワークショップ
 
安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」
安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」
安藤研究室活動報告会「関わりのなかのUX・UXデザイン」
 
リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?
リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?
リサーチ起点のUXデザイン〜インサイトがわかっただけで大丈夫?
 
UXってウチのサイトに関係あるの?
UXってウチのサイトに関係あるの?UXってウチのサイトに関係あるの?
UXってウチのサイトに関係あるの?
 
デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”
デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”
デザインのためのUX・サービス・ソーシャル〜”価値のカタチの導き方”
 

UX白書には本当は何が書かれているか

  • 1. Copyright © Masaya Ando UX白書カンファレンス ~UX白書の今とこれから 2017年6月3日
  • 2. Copyright © Masaya Ando 安 藤 昌 也 千葉工業大学先進工学部知能メディア工学科 教授 早 稲 田 大 学 政 治 経 済 学 部 経 済 学 科 卒 業 。 NTTデータ通信(現、NTTデータ)、経営コンサ ルティング会社取締役、早稲田大学、国立情報学 研究所、産業技術大学院大学など経て、2011年千 葉工業大学工学部准教授、2015年教授。2016年 より現職。博士(学術) . 専門は、人間中心デザイン。UX(ユーザ体験) の研究者。人間工学ISOの国内対策委員等を務める。 認定人間中心設計専門家 / 認定専門社会調査士
  • 3. Copyright © Masaya Ando 『UX白書』を読んだことはありますか? 参加申込時アンケート結果より。
  • 4. Copyright © Masaya Ando 『UX白書』を読んだことはありますか? 肩書き内訳。
  • 5. Copyright © Masaya Ando UX白書(Roto et al., 2011) UXの定義に混乱があることか ら、2010年に世界のUX研究者 30名が集まり、基本コンセプ トを整理した議論の成果。 12ページとコンパクト。 “定義”そのものではないが、 UXとはどういう観点から捉え るべきかをわかりやすく解説。 Vilpi Roto hcdvalue
  • 6. Copyright © Masaya Ando 「UX白書」に書いてあること
  • 7. Copyright © Masaya Ando はじめに UX白書では、世界の英知を集めてすら、“UXを一つで定義 できない”という告白から始まっている。定義しない代わり に、UXの概念とUXを捉える様々な観点を明確にしている。
  • 8. Copyright © Masaya Ando はじめに この当時、UXはかなり自由な使われ方をしていた。そのた め、同じUXという用語を用いていても、相互に異なる視点 であることもあり混乱が生じていた。
  • 9. Copyright © Masaya Ando 1. 序論 その上で、UXを3つの視点で整理している。 ‒ 現象としてのUX ・・・UXとは何か ‒ 研究分野としてのUX・・・研究領域としてのUX ‒ 実践としてのUX ・・・どうUXをデザインするか UX白書は、5章構成であるが、そのうち3章を「現象としてのUX」 及びその整理に関する内容に当てている
  • 10. Copyright © Masaya Ando 2. 現象としてのUX UXは「システムの利用を通じて人々が持つ経験」について であり、一般概念の経験の下位集合である。 UX UX
  • 11. Copyright © Masaya Ando 2. 現象としてのUX UXは、様々な概念を包括したものだが、単に一人のユー ザーの経験を漠然と捉えているわけでない。その例として3 つの視点をあげている。 ‒ 経験する(Experiencing) • 経験は個人的で、かつ動的な変化 ‒ ある経験(A user experience) • 始まりと終わりのある出会い ‒ 共経験(Co-experience) • 一緒に経験する人々の状況、集団経験 UX ...
  • 12. Copyright © Masaya Ando 3. ユーザエクスペリエンスの期間 UXは単なるシステムの利用経 験に留まらない。利用前に経 験や口コミ情報など期待から 生じる間接的な経験もある。 更に言えば、使っていない時 に、いろんな情報を仕入れる こともある。 要するに実際の経験は、極めて動的 であり、決まったパターンはない。 また、経験のどこの範囲に焦点を当 てるかによって、かなり経験の中身 が違っている。
  • 13. Copyright © Masaya Ando 3. ユーザエクスペリエンスの期間 多様なUXのどこに焦点を当てるか、そのパターンを整理す ると、UXの期間で表現できる。期間が違うと内的プロセス が違うため、UXそのもが異なる。 UXについて議論したり話したりする時には 対象とする期間を明確にすることが重要
  • 14. Copyright © Masaya Ando 4. ユーザエクスペリエンスに影響する要素 UXに影響する要素は幅広いが、大きく3つに分類される。 ‒ 文脈: • 文脈が変われば、システムが変わらなくてもUXは変化する ‒ 社会的文脈、物理的文脈、仕事の文脈、技術や情報の文脈な ど、またこれらの組み合わせ ‒ ユーザー: • システムを使う人が様々な要因に影響されるので、 UXは動的である ‒ 製品を使おうとするモチベーション、雰囲気、その時の心理 状態・身体的状態、期待などに影響される ‒ システム: • システム特性に対するユーザーの知覚・認識がUXに影響 ‒ ブランドイメージ、メーカーのイメージ、システムデザイン、 ユーザーの使用の結果など
  • 15. Copyright © Masaya Ando 5. 実践としてのUX UXデザインは人間中心設計(HCD)由来であるとした上で、 HCDとの重要な視点の違いとして以下を上げている。 ‒ UXの要素 • 従来のHCDよりも広範囲で、感情や解釈、意味、社会的側面等まで関連 ‒ 手法・ツール・基準 • デザインプロセス全体を通して利用可能な、手法・ツール・基準を明確 にする必要がある ‒ コンセプトとデザインの表現方法 • デザインよりも前に、その経験を伝えることが大事 ‒ 組織におけるUXの位置付け • UX活動は組織のビジネス戦略における重要なパートとして認識され確立 しつつある
  • 16. Copyright © Masaya Ando UX白書の書かれたことを もっともっと理解する
  • 17. Copyright © Masaya Ando 「UX白書」の期間モデル UXは、焦点を当てる期間が異なると、ユーザーの感じる体 験やその評価のメカニズムが異なることを意味している。
  • 18. Copyright © Masaya Ando UX白書の基本的な考え方を理解する手がかり 以下の文章は4章の最後に記述されているが、このUX白書の 基本的な考え方を説明している。UX白書は結果的に、UXの 多様性・複雑性を、実用的に整理したものと言える。 UX
  • 19. Copyright © Masaya Ando 自分の体験で考える ミニワークショップ
  • 20. Copyright © Masaya Ando 自分が“気に入っているもの”の利用体験を考える
  • 21. Copyright © Masaya Ando 自分の感覚をとらえよう 質問の仕方を変えると、 製品への評価が異なるこ とを、体験的に見つけよ う。
  • 22. Copyright © Masaya Ando 他者に伝えるシーン あなたが友達に体験談を 語る時どうするか?
  • 23. Copyright © Masaya Ando 学生の例~自分なりの価値観
  • 24. Copyright © Masaya Ando 学生の例~愛着
  • 25. Copyright © Masaya Ando 学生の例~ブランドイメージ
  • 26. Copyright © Masaya Ando UX白書に関する研究
  • 27. Copyright © Masaya Ando Roto(2007)のUXのフェーズモデル UX白書のモデルは、代表編者のRotoのモデルが元となって いる。
  • 28. Copyright © Masaya Ando 安藤の長期間の製品評価のプロセスモデル(2007) ユーザが長く使う製品 は、当初から関心があ り、問題があっても、 何とか使おうと努力す る。 製品評価は、“満足感” として感じられる。 そして、長期利用の結 果として“愛着”を感じ るようになる。
  • 29. Copyright © Masaya Ando 基本的な理論ー Kahnemanの幸福の研究 自身が経験したこと(経験の自己)と、過去の経験を回顧す る時(記憶の自己)は全く異なることがある。しかも記憶は、 経験のピークと終わりの感情で判断する傾向がある。 60 A B UX UX
  • 30. Copyright © Masaya Ando まとめとして
  • 31. Copyright © Masaya Ando インダストリアル・デザインとしてのUXD 教科書p.40
  • 32. Copyright © Masaya Ando 詳しくは『UXデザインの教科書』を読んでください UXデザインを学びたい人が、一通りの知識を習得するため に独習できる教科書。 1章 概要 なぜUXデザインが必要なのか? UXデザインの背景と歴史を学ぶ 2章 基礎知識 UXデザインの知識を新たに体系化 7つの要素で重要な知識を学ぶ 3章 プロセス 実践する際の包括的なプロセスを整理 各段階での知識とコツ・留意点を学ぶ 4章 手法 プロセスを実践する手法を整理 22の手法とコツを学ぶ 知 識 か ら 実 践 へ
  • 33. Copyright © Masaya Ando もっと うれしい 体験を。