スマホアプリ市場において、2014年に兆候が現れ、2015年にその兆候が色濃くなりそうなトピックを5点お話させて頂ければと思います。
①稼働デバイス数
2014年にPCとスマホ+タブレット合計の稼働台数が、ほぼ同じになり、2015年以降は、2015年を起点に大きく乖離が始まります。
②2014年のスマホ内占有時間
ゲームで32%、 メッセージで28%、エンタテイメントで8%、ユーティリティで18%という事で、86%がアプリを占めます。そしてその残りの14%がブラウザになり、2015年は、その色がますます濃くなる事と推測します。
③ターゲティングキー
DONOTTTACK,3rdpartyクッキー拒否、スマホでクッキーは使えないという現状を踏まえて、App StoreのIDFAと、Google PlayのA-IDが台頭してきます。そして、その両方をカスタムオーディエンス配信が可能なFB/Twitterという巨大なグローバルPFが台頭してきます。
④広告配信対象
現状は、おそらくここに欲しいユーザーがいるであろうという事で、枠重視のプロモーションでしたが、今後は、人重視の広告配信になると思います。
たとえば、LTVが高そうなユーザー群にのみアプローチしよう、だとかお金を沢山払ってくれるユーザー群にのみアプローチしよう、アプリをたくさん使ってくれるアクティブな人にアプローチしよう、逆に離れていきそうなユーザーにはそれなりの対応をしようなどと人に対してマーケティングをしていく時代になってきてます。
⑤意思決定
今までは、属人的な勘に基づき、
配信チャネルの選定やノウハウに基づき獲得単価の最小化を目指していましたが、今後は、オーディエンスデータや広告効果を活用し、貢献度別に分類管理のクラスタリングを行い、
マーケットデータに基づき、自社競合把握し、立ち位置を把握する事が必要です。
データを蓄積する事により、パターンを認識する事が可能となります。
そこに機械学習をさせる事で、予測モデル=AI(人工知能と)呼ばれる意思決定手段が出現します。
という事で、今後は、属人的な勘からデータに基づく意思決定さらには、予測モデルを搭載した人工知能が到来します。