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プレゼンテーションドキュメント講座 Basic
- 15. 本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 15
●●業界の動き
順位 社名
1 メロン株式会社
2 チョコレート株式会社
3 株式会社苺
4 株式会社すいか
5 無花果コーポレーション
6 弊社
7 株式会社さくらんぼ
1990年
順位 社名
1 株式会社すいか
2 弊社
3 メロン株式会社
4 チョコレート株式会社
5 株式会社さくらんぼ
6 株式会社苺
7 無花果コーポレーション
2010年
1980年より日系企業で常に売上1位を独占
していたメロン株式会社は、2008年の海外
進出によりリーマンショックの煽りを受け、
国内市場に力を入れていた企業のみが国
内での売り上げを伸ばしている。
●●業界売上シェア
メロン株式会社
28%
チョコレート
株式会社
17%
株式会社苺
15%
株式会社
すいか
13%
無花果
コーポレーション
11%
弊社
7%
株式会社
さくらんぼ
6%
その他
3%
1990年
株式会社
すいか
33%
弊社
32%
メロン
株式会社
10%
チョコレート
株式会社
8%
株式会社
さくらんぼ
7%
株式会社苺
5%
無花果
コーポレーション
3%
その他
2%
2010年
- 19. 本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 19
チームプレーについて②
① 状況把握の正確性 初めての競技であるため疑問が起きて当然。
ルールで言えば
人数
得点形式(勝利する方法)
エリア(何名をどのように配備するか?)
時間(作戦タイム、練習タイム、試合時間)→いかに有効に活用するタイムマネジメン
トをしているか?
反則
という情報を全員が把握しているか? を納得・理解するまで聞く。
メンバーで言えば
スポーツ歴
得意なこと
不得意なこと
などの勝つために必要と思われる情報を開示し、事実認識ができているか?
をなるべく事実に近づけて把握する。
② 状況把握のための情報が理
解しやすいように分類整理
されているか?
戦術が組みやすいように、メンバーの得意なパターンが整理されている。
例) ボールをけるのがうまいひと(サッカーの経験者、練習でうまかったひと)
ボールを投げるのがうまいひと(経験や練習でうまかったひと)
ボールを取るのがうまいひと(球技の経験者、練習してみてうまいひと、女性でうま
いひと)
作戦を立てるひと(分析力やリーダーとしての牽引力があるひと、皆が納得しやすい
意見を出すひと)
③ 全員の理解と一致 ルールやスペースの環境、お互いのことが理解が共有されているか?
わからないまま進んでいるメンバーに理解をさせようという姿勢があるか?
確認し合う行為があるか?
コーチングポイント
Notes de l'éditeur
- 皆さんは、どんな目的の為に資料を作ったり、また、どんなシチュエーションでプレゼンテーションを行いますか。
例えば、大きなフォーラムで自社の製品を紹介するプレゼンテーション、企業へ行って上層部へ掛け合って行うプレゼンテーション、社内での自分の企画を発表するプレゼンテーション
また、学会や、研修などの場で発表する為に資料を作成する方もいらっしゃると思います。
では、「プレゼンテーション」とは何でしょうか・・・。「プレゼンテーション」とは、一般的に「企画案などの提示、説明、紹介」の事を言います。つまり、自分の言いたい事やアイデアを、“相手に伝える”という事です。
ここで、さっそく、(早くも)1つ、プレゼンテーション資料作成のルールを教えてしまいます。次のスライドを見て下さい。
- 多分、この様な資料を作成された事のある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
(少し見てもらう)
これは、ある業界の会社ランキングです。自分の会社と主要な会社の社名に色をつけています。
私が資料リメイクを請け負った際に、この様な資料を結構見受けます。
でも、見て頂きたいのですが・・・どうでしょう。
この資料から、何が読み取れますか?(人に当てる)
皆さんがこの様な資料を作る時(ナニナニ業界の動きと謳って、自社のランキングを表す様な資料)は、やはり、「自社を売り込みたい」そういう思いがあると思います。
この20年で、自社の売り上げが業界6位から2位になりましたよっ、という事伝えいたいですよね。
そういった思いを相手に伝えたいのに
この場合、どうでしょう・・・メロン株式会社に山吹色の網掛けがあって、苺にショッキングピンクの網掛けがあって、すいかに黄緑の網掛けがあると
何がなんだか分らないし、いくら弊社を目立つ赤色で網掛けしていても、
他の色が邪魔で、全体で見た時にあまり目に入って来ませんよね。
では、このスライドをあるルールに乗っ取って、リメイクしてみました。
- どうでしょうか・・・先ほどのスライドと比べて、色合いは大人しいですが、1990年には業界6位だった自社が20年後に2位になったという事が、一目で解ると思います。
このスライドでは、同業界の主要会社、メロン株式会社や苺会社の売上推移を謳いたい訳ではなく、
業界の動向を伝える中でさりげなく自社をアピールしたい
という意図がメインだと思います。
聞き手に意図を的確に伝える為に、不要な付加は思い切って全部取り除いてあげると
余計なものは削ぎ落ちて
伝えたい事が明確に目に飛び込んで来ませんか?
- つまり、プレゼンテーション資料で一番重要な事は、「自分の伝えたい事を、的確に聞き手に伝える。その様なスライド作りをする」という事です。
プレゼンテーションをするシチュエーションは様々だと申し上げましたが、例えば、企業などの場合は、商品を買って貰う、経理であったりお金を出す権限のある人、つまり、上層部に向けてプレゼンテーションしますよね。
また、中には、上層部がそのプレゼンを受けて、資料だけを社長や副社長などに渡す、という事もあります。
そんな時、ただでさえ役員や上層部の方たちもお忙しい中、時間を割いてプレゼンを聞いて下さっている訳です。その資料を、もっとお忙しい社長や副社長などにお渡しした際
分かり辛い資料だったら、目を通すでしょうか。通さないですよね。パラパラっと捲って、面白いと思われれば読んで貰えるかもしれませんが、ではまず、パラパラっと捲った時に意図が伝わらなければいけない。
また例えば、IRなどで投資家を集いたい時、人を集めたはいいが、株や投資の事に詳しくない人に向けて、唯でさえ「難しそう」と思われる内容を分かり辛く説明すれば
結局聞き終わった後に、「で、この会社は伸びるの?伸びないの?買いなの?買いじゃないの?」と、解らないまま帰ってしまいます。帰りに、スライドを紙に出力した資料を渡されたとしても
何やら難しそうな内容であったとしたら、家に帰ってもう一度読むでしょうか。「理解出来ないのではないか」と判断したモノについては、余程興味があるモノ以外は、再度読んだりはしないですよね。
聞き手に伝わらない様な資料では、
- 色のルールは前述致しましたが、資料作成において一番重要だと言っても過言ではない程、皆さんに最初にお教えしたいルールです。
- 色のルールは前述致しましたが、資料作成において一番重要だと言っても過言ではない程、皆さんに最初にお教えしたいルールです。
- 左右のスライドは、企業が今後不動産事業に注力していきたい、不動産事業を軸にしていきたい、という内容のスライドです。
色以外は全て同じですが、色が違うだけで、こうもビジュアルが違います。
色を乱用してしまうと、一番伝えたい事があやふやになってしまいます。
- あくまでも、一ページで伝えるメッセージは一つにしましょう。
例えば一つのスライドに、業界の傾向と御社の歩みと商品説明を提示してしまったら、聞き手は全てを一度に取り込んでしまう為、一つ一つを丁寧に理解して貰えません。
また、丁寧に理解して貰わなくてもいいような内容、補足的要素は、メインのスライドに入れるのはやめましょう。その様な内容は、Appendixとして、別紙としてお渡ししましょう。
- 「聞き手の目線を誘導させる」というと、なんだか難しいように思えるかもしれませんが
- 情報過多の話に繋がりますが、この様な資料を作られた事はないでしょうか?
余白を作って下さい。
余白がないと、画面がキツキツで、勿論読む気も失せますし、何が書いてあるか、一目で頭に入って来ませんね。
- 思い切ってグラフを省く事で、見た目にもすっきりしたページが仕上がりました。このスライドであれば、聞き手がどこを読んで良いか、見て良いか、困りません。
聞き手に、資料のどこを読むのかを、こちらが演出をしてあげて下さい。目線が遊ばないように、誘導してあげます。
- さて、ここで皆さんに質問です。プレゼンテーションに最も必要な、一番大切な事とはなんだと思いますか。
私は、約10年間、資料作成を専門としてお仕事をして来ました。法人向けのM&Aの資料や、決算説明会の資料、新人研修のスライドや、営業用の資料、中小企業のフォーラムに向けた資料など
色々な種類の資料を作成して参りましたが、本当に沢山の資料を作ってきた中で、つくづく実感しております私の中での「プレゼンに一番大切なモノ」とは、「熱意、情熱」です。
やはり、その人の“思い”が、一番大切だと思います。資料は、あくまでも“補足”的役割なのですね。どんなに良い資料を作ったところで、プレゼンターに「伝えたい」という熱意がなければ、相手の心を動かす事は出来ません。
だからこそ、補佐的な役割の資料を作成するのに、就業時間の大半を費やして、資料と格闘したり、ダラダラ作っていたのでは、これは非常にナンセンスです。
確かに資料には、その場にいなかった人に意図を伝達するという重要な使命もあります。
なので、資料は、無駄を省いて分かり易く、サクサク作りましょう☆
- 今日は、3つの事を覚えて帰って頂けたらと思います。
たったこの3つのルールだけで、見違えるほど「意図が伝わる資料」を作成する事が出来ます。