■ 自動車産業にもブロック経済化が進む可能性が更に高まっている。
◎特にBEVでは、欧米中の政治的影響が強く及んでいる。(結果的に欧米の弱体化につながるか?)
◎ 中国の位置づけや、BYD、Geelyの動向・分析は引き続き重要。
◎ 日本は地政学的に比較的有利な位置づけにある。
■ 世界のBEV市場は成長速度が鈍化しているものの着実に拡大している。
◎ OEM毎に成長率とその要因を見る必要がある。
◎ 成否がはっきりとしてきており、方向性としては寡占化が進んでいる。
■ 現在のBEV購買決定要因は、より長い航続距離、より短い充電時間、価格。
◎ 煎じ詰めれば、BEVはエネルギー効率改善の競争。
◎ $30,000~$20,000でエネルギー効率の高い小型BEVを、今後数年で市場投入する事が急務。
◎ 但し、その市場はレッド・オーシャンになり得る。(日本は現時点でブルー・オーシャン)
■ ナトリウムイオン電池の市場導入が現実味を帯びてきている。
◎ 特に、今年から来年にかけて小型BEV向けから立ち上がる可能性がある。
◎ 一方、競争力のある個体電池の出現には時間がかかる可能性がある。
■ 中古BEV市場に拡大の兆しがある。
◎ 但し、新車でも売れないBEVは中古でも売れ残っている。