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電子出版と電子書籍
~ EPUBとWeb技術
その前に。
株式会社技術評論社
馮富久
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馮 富久
ふぉん とみひさ
株式会社技術評論社
Twitter:@tomihisa
自己紹介
1975年横浜生まれ
1999年芝浦工業大学大学院修士課程修了
1999年株式会社技術評論社入社、今に至る。
『Software Design』『Web Site Expert』編集長、
gihyo.jp立ち上げ、現在はGihyo Digital Publishing責任者。
(社外では)
電子書籍を考える出版社の会代表(二代目)、
WebSig24/7モデレーター、TechLIONプロデューサーなどなど。
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・振り返り
・EPUBの基礎、電子書籍制作の基本
・今後
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これまでの
日本の電子出版業界の
振り返り
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2016年
市場規模拡大
・電子出版市場
2015年 1,826億円
↓
統計数値で見ると初めて
出版市場の10%を超える
2016年は2,000億を超える
と言われている。
2015年:
紙 :1兆5,220億円
(前年対比:▲853億)
電子の伸びは415億。つまり足りてはいない。
→出版市場は縮小?
『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所)
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『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所)
電子書籍市場規模のジャンル別内訳
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「2016年電子書籍および紙書籍に関する調査」MMD研究所
電子書籍の利用状況
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「2016年電子書籍および紙書籍に関する調査」MMD研究所
使用したことのある電子書店
Kindle一強
……ではあるがKoboも頑張ってる?
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・堅調に市場が拡大
・メディアが取り上げるほど
UUは増えていない
・Kindle一強?(でもない)
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2016年のトピック
・読み放題の台頭
・コミックサービスの拡充
・価格破壊
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読み放題の台頭
・dマガジン会員数300万人突破
・Kindle Unlimitedスタート
・楽天マガジンスタート
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読み放題の台頭の影響
・今まで以上に「読み捨て」感覚が増える
・コンテンツ1点の価値より場の価値
・上記に伴うコンテンツ制作フローとコストの見直し
・一方で、売り方の多様化で勝負できる(技評)
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コミックサービスの拡充
・市場規模の変化
・無料マンガアプリの台頭と広告モデル
・消費者心理の変化
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出版科学研究所『出版指標年表2016年版』
コミック市場の内訳
全体:4,437億円
電子:1,149億円
約1/4は電子。
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『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所)
無料マンガアプリの広告市場とマンガアプリサービスの種類
および無料マンガアプリの利用頻度
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『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所)
有料・無料コンテンツの利用者割合(スマートフォン/PC)
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コミックサービスの拡充
・コミックジャンルは、よりWeb化していく
・無料の使い方によるマーケティング
・スマホ最適化のコンテンツづくり
・新しい「マンガ系コンテンツ」市場誕生?
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技術評論社の状況
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2011 2012 2013 2014 2015 2016
電子書籍 オリジナル リフロー
電子書籍 オリジナル リフロー
2011 17 4 4
2012 115 2 7
2013 281 28 101
2014 439 14 107
2015 370 3 104
2016 351 2 118
1573 53 441
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社内体制:
電子出版(専任社員2名、制作補助2名)
システム・技術担当(社内情シスと兼任):4名
外部体制:
制作会社(リ・ポジション)ほぼ100%発注
その他、青森のあおもりIT活用サポートセンターとギルド事業に
取り組む。現在約10点ほど制作発注。今後も継続していく予定。
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ここまでの所感(販売面)
・専門書は電子書籍と相性が良い
・価格設定が難しい(オフキャンペーンなど)
・オリジナルコンテンツのマネタイズが難しい
(低価格帯になりがち)
・Kindle以外のストアが弱い
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ここまでの所感(制作面)
・編集業務のルール化が難しい
・リーダーごとのバグが多い
・デバイスの進化が早い
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専門書籍の紙と電子(その1)
・最近は電子のほうが売れるタイトルも出てきた。
(ただし、新刊については時間を置いて判断)
・電子版を出すならサイマルがオススメ
(読み手の属性として電子購入希望者が多い)
・さらにリフロー型EPUBがベター
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専門書籍の紙と電子(その2)
・法人案件(問い合わせ)が増えている
(ライセンス条件の整備が必要)
・サブスクリプションモデルへの対応(中期で)
・決済手段の多様化(内部と商慣習の問題)
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・EPUBの基礎、電子書籍制作の基本
・EPUBとは?
・日本の出版社のEPUBに対する取り組み
・紙の刊行物の電子化(技術評論社の場合)
・デジタルネイティブの電子書籍
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■EPUBとは?
・電子書籍標準規格の1つ
・IDPFがリードし、現在はW3C管轄
・3.1がRecommended Specificationとして承認
(2017年1月)
・リーダーへの依存度が強い(2017年現在)
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■EPUBのファイル構造
XHTML形式の内容を、ZIPで圧縮し、
拡張子を.epubに変えたもの
つまり、中身はWebページに ≒ です
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<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html>
<html
xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops"
xml:lang="ja"
class=""
>
<head>
<meta charset="UTF-8"/>
<title>改訂新版jQuery本格入門</title>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="../style/style.css"/>
</head>
<body class="page" epub:type="bodymatter">
<section class="main">
<h1>Part1 マークアップ編</h1>
<h2 id="Index_id_4"><span class="num">1-1</span>
要素の階層構造を理解する</h2>
<p>jQueryは、HTML文書内の要素を変更したり、HTML文書に新たな要素を追加したりする処理を効率的に…
本文ファイルの中身(.xhtml)
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サンプル
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基本的には
Web技術
のカタマリです。
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EPUBによる電子書籍を制作するために
覚えなければならない基本
・基本的にはXHTML、CSSの知識
・加えて「書籍」の構造の理解
・実機検査 ← これが一番大変
・メンテナンス(ソフト/ハード)
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■EPUBの分類
コンテンツの性質から見ると、
リフローとFixed
という2つの分類に分けられます
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Fixedリフロー
ユーザ自身が文字サイズや
縦横を変えられる
デバイスにかかわらず、
レイアウトが固定されている
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■日本の出版社のEPUBに
対する取り組み
・3.0策定には日本人・日本の組織が強く関わった
・2012年楽天Kobo以降、EPUB準拠の動きが強まり
電書協フォーマットの策定・普及
・紙の刊行物の電子化の二極化
(リフロー型 / Fixed型)
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電書協 EPUB 3 制作ガイド
http://ebpaj.jp/counsel/guide
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KADOKAWA-EPUB 制作仕様
http://ebpaj.jp/counsel/guide
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■紙の刊行物の電子化
(技術評論社の場合)
・リフロー型 / Fixed型の判断
・リフロー型制作のリ・デザイン
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前提
現状、紙の書籍の電子化とは
↓
印刷向けに作ったデータを
デジタル向けに作ること
作り直すこと
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Fixed型
・ページデザイン優先(入門書、雑誌)
リフロー型
・検索性優先(プログラミング書)
・スマホ向けシンプルなレイアウト(読み物)
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サンプルその1
専門書(解説書)
■特徴
・構成がシンプル
・要素がある程度一定
・ページ割りに対する制約がやや緩い
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紙 電子(Kindle)
・基本的には紙と同じ組版
(順番通りに流し込んでいく)
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サンプルその2
専門書(雑誌タイプ)
■特徴
・判型が大きい
・段組(2,3段)
・他は専門書に近しい
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紙 電子(Kindle)
・段組をなくし、紙と同じように組版
・注意点は要素(図やリスト)の位置
※図・リストは版面全体で配置 ※図・リストは登場順で配置
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サンプルその3
専門書(解説タイプ)
■特徴
・判型が大きい
・変則組版
・要素が多い
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紙 電子(Kindle)
・レイアウトの意図を再度意識して、
リフロー部分と固定部分を分割し
再構成
・改ページの位置に注意
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サンプルその4
実用書
■特徴
・判型がまばら
・写真や脚注が多い
・本文内での組版が多様
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紙 電子(Kindle)
・基本は専門書(解説タイプ)と同じ
・追加要素で情報構造を同一にする
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サンプルその5
入門書
■特徴
・組版制約が大きい
(情報構造に加えて飾りなどの表現も)
・読者層が広い
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紙 電子(Kindle)
・紙 / 電子ともレイアウトが同じ
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■デジタルネイティブ
コンテンツの制作
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デジタルネイティブの特徴
・レイアウト(判型)にほぼ依存しない
・電子前提での制作フロー
・(制作側の)意図の伝達が難しい
≒多様な組版がしづらい
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電子オリジナルの特徴
・レイアウト(判型)にほぼ依存しない
・電子前提での制作フロー
・(制作側の)意図の伝達が難しい
≒多様な組版がしづらい
Webページと同様に
考えられます
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技評では?
・Gitlab(Githubクローン)利用
・原稿のMD化
・共通のスタイル活用
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制作の大まかな流れ
変換
スクリプト
(内製)
EPUB
パッケージング
原稿準備 → Markdown化 → →XHTML化
↓
ここが
おもに制作実務部分となる
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Gitlab(サンプル)
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Gitlab(サンプル)
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デジタルネイティブコンテンツの
メリット・デメリット
・メリット
制作しやすい(含コーディング)
分量に対する制約が緩い
制作スピードが高められる
・デメリット(現状)
高価格を付けづらい(消費者傾向より)
紙の刊行物にする際、非常に手間がかかる
表現力が弱い
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■出版社にとっての
電子出版の実情
(一電子出版経験者のつぶやき)
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大前提として、
- 制作実務
- コスト
- 権利
すべてが「紙」を前提にする
→この制約が大きい
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紙の本の特徴
・著者 / 編集者 / デザイナーの意図を
読者に伝えやすい
・紙の書籍は読者に読み方を強いる
レイアウト固定
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紙→電子化の問題点
・レイアウト固定をどう扱うか?
(今の)解決策
情報構造を一致させる
≒見た目重視(だけ)ではない
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現時点では
InDesignで制作したデータ
またはPDFから
作り直している
↓
意味ないデザインは
なるべく使わない
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現時点で
グラフィックデザイナー
DTPオペレーター、編集者に求められること
・本(文章構造)を理解する
→編集力
・HTML(Web)の基礎知識
読み手ごとに
見え方が異なる
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■紙の刊行物の
電子化スケジュール
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企画~入稿、校了(このあとは印刷製本)
↓(発売まで約2週間)
サイマルで出版するには、
この2週間でPDF / EPUBデータを作成する
必要がある
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まとめ
今日は専門出版社における、紙の電子書籍制作に
ついてお話しました。
結論から言うと外野が騒いでいるような派手なこと
や煽り的なことよりも、地道な作業が多いです笑
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■リフロー型EPUBを押すポイント
・読みやすい電子書籍になる
否定的な意見が出るケースはたいてい
制作(出版社)サイドの学習/制作コストに起因
・現在の売り場を考えると、電子化は必須
(もちろんECでの紙の書籍の販売も必要なので
ケースバイケースだが)
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■リフロー型EPUBが増えるために
・制作者が少ない
→リフロー型EPUBでの電子書籍制作は
書籍制作経験者・Web制作経験者
どちらからのアプローチも可能
・先ほどのさまざまな仕様を見ながら試しに
作ることもできます
Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved.
Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved.
ご清聴、
誠にありがとうございました
Twitter :@tomihisa
メール :tomihisa@gihyo.co.jp

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電子出版と電子書籍 ~ EPUBとWeb技術、その前に。(Web制作者による電子出版の実践 ~電書業界に乗り込め! 今がそのときだ!~資料)

  • 1. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 電子出版と電子書籍 ~ EPUBとWeb技術 その前に。 株式会社技術評論社 馮富久
  • 2. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 馮 富久 ふぉん とみひさ 株式会社技術評論社 Twitter:@tomihisa 自己紹介 1975年横浜生まれ 1999年芝浦工業大学大学院修士課程修了 1999年株式会社技術評論社入社、今に至る。 『Software Design』『Web Site Expert』編集長、 gihyo.jp立ち上げ、現在はGihyo Digital Publishing責任者。 (社外では) 電子書籍を考える出版社の会代表(二代目)、 WebSig24/7モデレーター、TechLIONプロデューサーなどなど。
  • 3. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ・振り返り ・EPUBの基礎、電子書籍制作の基本 ・今後
  • 4. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. これまでの 日本の電子出版業界の 振り返り
  • 5. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 2016年 市場規模拡大 ・電子出版市場 2015年 1,826億円 ↓ 統計数値で見ると初めて 出版市場の10%を超える 2016年は2,000億を超える と言われている。 2015年: 紙 :1兆5,220億円 (前年対比:▲853億) 電子の伸びは415億。つまり足りてはいない。 →出版市場は縮小? 『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所)
  • 6. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所) 電子書籍市場規模のジャンル別内訳
  • 7. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 「2016年電子書籍および紙書籍に関する調査」MMD研究所 電子書籍の利用状況
  • 8. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 「2016年電子書籍および紙書籍に関する調査」MMD研究所 使用したことのある電子書店 Kindle一強 ……ではあるがKoboも頑張ってる?
  • 9. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ・堅調に市場が拡大 ・メディアが取り上げるほど UUは増えていない ・Kindle一強?(でもない)
  • 10. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 2016年のトピック ・読み放題の台頭 ・コミックサービスの拡充 ・価格破壊
  • 11. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 読み放題の台頭 ・dマガジン会員数300万人突破 ・Kindle Unlimitedスタート ・楽天マガジンスタート
  • 12. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 読み放題の台頭の影響 ・今まで以上に「読み捨て」感覚が増える ・コンテンツ1点の価値より場の価値 ・上記に伴うコンテンツ制作フローとコストの見直し ・一方で、売り方の多様化で勝負できる(技評)
  • 13. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. コミックサービスの拡充 ・市場規模の変化 ・無料マンガアプリの台頭と広告モデル ・消費者心理の変化
  • 14. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 出版科学研究所『出版指標年表2016年版』 コミック市場の内訳 全体:4,437億円 電子:1,149億円 約1/4は電子。
  • 15. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所) 無料マンガアプリの広告市場とマンガアプリサービスの種類 および無料マンガアプリの利用頻度
  • 16. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 『電子書籍ビジネス調査報告書2016』(インプレス総合研究所) 有料・無料コンテンツの利用者割合(スマートフォン/PC)
  • 17. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. コミックサービスの拡充 ・コミックジャンルは、よりWeb化していく ・無料の使い方によるマーケティング ・スマホ最適化のコンテンツづくり ・新しい「マンガ系コンテンツ」市場誕生?
  • 18. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 技術評論社の状況
  • 19. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 2011 2012 2013 2014 2015 2016 電子書籍 オリジナル リフロー 電子書籍 オリジナル リフロー 2011 17 4 4 2012 115 2 7 2013 281 28 101 2014 439 14 107 2015 370 3 104 2016 351 2 118 1573 53 441
  • 20. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 社内体制: 電子出版(専任社員2名、制作補助2名) システム・技術担当(社内情シスと兼任):4名 外部体制: 制作会社(リ・ポジション)ほぼ100%発注 その他、青森のあおもりIT活用サポートセンターとギルド事業に 取り組む。現在約10点ほど制作発注。今後も継続していく予定。
  • 21. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ここまでの所感(販売面) ・専門書は電子書籍と相性が良い ・価格設定が難しい(オフキャンペーンなど) ・オリジナルコンテンツのマネタイズが難しい (低価格帯になりがち) ・Kindle以外のストアが弱い
  • 22. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ここまでの所感(制作面) ・編集業務のルール化が難しい ・リーダーごとのバグが多い ・デバイスの進化が早い
  • 23. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 専門書籍の紙と電子(その1) ・最近は電子のほうが売れるタイトルも出てきた。 (ただし、新刊については時間を置いて判断) ・電子版を出すならサイマルがオススメ (読み手の属性として電子購入希望者が多い) ・さらにリフロー型EPUBがベター
  • 24. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 専門書籍の紙と電子(その2) ・法人案件(問い合わせ)が増えている (ライセンス条件の整備が必要) ・サブスクリプションモデルへの対応(中期で) ・決済手段の多様化(内部と商慣習の問題)
  • 25. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ・EPUBの基礎、電子書籍制作の基本 ・EPUBとは? ・日本の出版社のEPUBに対する取り組み ・紙の刊行物の電子化(技術評論社の場合) ・デジタルネイティブの電子書籍
  • 26. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■EPUBとは? ・電子書籍標準規格の1つ ・IDPFがリードし、現在はW3C管轄 ・3.1がRecommended Specificationとして承認 (2017年1月) ・リーダーへの依存度が強い(2017年現在)
  • 27. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■EPUBのファイル構造 XHTML形式の内容を、ZIPで圧縮し、 拡張子を.epubに変えたもの つまり、中身はWebページに ≒ です
  • 28. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE html> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops" xml:lang="ja" class="" > <head> <meta charset="UTF-8"/> <title>改訂新版jQuery本格入門</title> <link rel="stylesheet" type="text/css" href="../style/style.css"/> </head> <body class="page" epub:type="bodymatter"> <section class="main"> <h1>Part1 マークアップ編</h1> <h2 id="Index_id_4"><span class="num">1-1</span> 要素の階層構造を理解する</h2> <p>jQueryは、HTML文書内の要素を変更したり、HTML文書に新たな要素を追加したりする処理を効率的に… 本文ファイルの中身(.xhtml)
  • 29. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. サンプル
  • 30. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 基本的には Web技術 のカタマリです。
  • 31. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. EPUBによる電子書籍を制作するために 覚えなければならない基本 ・基本的にはXHTML、CSSの知識 ・加えて「書籍」の構造の理解 ・実機検査 ← これが一番大変 ・メンテナンス(ソフト/ハード)
  • 32. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■EPUBの分類 コンテンツの性質から見ると、 リフローとFixed という2つの分類に分けられます
  • 33. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. Fixedリフロー ユーザ自身が文字サイズや 縦横を変えられる デバイスにかかわらず、 レイアウトが固定されている
  • 34. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■日本の出版社のEPUBに 対する取り組み ・3.0策定には日本人・日本の組織が強く関わった ・2012年楽天Kobo以降、EPUB準拠の動きが強まり 電書協フォーマットの策定・普及 ・紙の刊行物の電子化の二極化 (リフロー型 / Fixed型)
  • 35. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 電書協 EPUB 3 制作ガイド http://ebpaj.jp/counsel/guide
  • 36. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. KADOKAWA-EPUB 制作仕様 http://ebpaj.jp/counsel/guide
  • 37. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■紙の刊行物の電子化 (技術評論社の場合) ・リフロー型 / Fixed型の判断 ・リフロー型制作のリ・デザイン
  • 38. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 前提 現状、紙の書籍の電子化とは ↓ 印刷向けに作ったデータを デジタル向けに作ること 作り直すこと
  • 39. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. Fixed型 ・ページデザイン優先(入門書、雑誌) リフロー型 ・検索性優先(プログラミング書) ・スマホ向けシンプルなレイアウト(読み物)
  • 40. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. サンプルその1 専門書(解説書) ■特徴 ・構成がシンプル ・要素がある程度一定 ・ページ割りに対する制約がやや緩い
  • 41. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙 電子(Kindle) ・基本的には紙と同じ組版 (順番通りに流し込んでいく)
  • 42. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. サンプルその2 専門書(雑誌タイプ) ■特徴 ・判型が大きい ・段組(2,3段) ・他は専門書に近しい
  • 43. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙 電子(Kindle) ・段組をなくし、紙と同じように組版 ・注意点は要素(図やリスト)の位置 ※図・リストは版面全体で配置 ※図・リストは登場順で配置
  • 44. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. サンプルその3 専門書(解説タイプ) ■特徴 ・判型が大きい ・変則組版 ・要素が多い
  • 45. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙 電子(Kindle) ・レイアウトの意図を再度意識して、 リフロー部分と固定部分を分割し 再構成 ・改ページの位置に注意
  • 46. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. サンプルその4 実用書 ■特徴 ・判型がまばら ・写真や脚注が多い ・本文内での組版が多様
  • 47. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙 電子(Kindle) ・基本は専門書(解説タイプ)と同じ ・追加要素で情報構造を同一にする
  • 48. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. サンプルその5 入門書 ■特徴 ・組版制約が大きい (情報構造に加えて飾りなどの表現も) ・読者層が広い
  • 49. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙 電子(Kindle) ・紙 / 電子ともレイアウトが同じ
  • 50. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■デジタルネイティブ コンテンツの制作
  • 51. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. デジタルネイティブの特徴 ・レイアウト(判型)にほぼ依存しない ・電子前提での制作フロー ・(制作側の)意図の伝達が難しい ≒多様な組版がしづらい
  • 52. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 電子オリジナルの特徴 ・レイアウト(判型)にほぼ依存しない ・電子前提での制作フロー ・(制作側の)意図の伝達が難しい ≒多様な組版がしづらい Webページと同様に 考えられます
  • 53. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 技評では? ・Gitlab(Githubクローン)利用 ・原稿のMD化 ・共通のスタイル活用
  • 54. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 制作の大まかな流れ 変換 スクリプト (内製) EPUB パッケージング 原稿準備 → Markdown化 → →XHTML化 ↓ ここが おもに制作実務部分となる
  • 55. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. Gitlab(サンプル)
  • 56. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. Gitlab(サンプル)
  • 57. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. デジタルネイティブコンテンツの メリット・デメリット ・メリット 制作しやすい(含コーディング) 分量に対する制約が緩い 制作スピードが高められる ・デメリット(現状) 高価格を付けづらい(消費者傾向より) 紙の刊行物にする際、非常に手間がかかる 表現力が弱い
  • 58. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■出版社にとっての 電子出版の実情 (一電子出版経験者のつぶやき)
  • 59. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 大前提として、 - 制作実務 - コスト - 権利 すべてが「紙」を前提にする →この制約が大きい
  • 60. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙の本の特徴 ・著者 / 編集者 / デザイナーの意図を 読者に伝えやすい ・紙の書籍は読者に読み方を強いる レイアウト固定
  • 61. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 紙→電子化の問題点 ・レイアウト固定をどう扱うか? (今の)解決策 情報構造を一致させる ≒見た目重視(だけ)ではない
  • 62. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 現時点では InDesignで制作したデータ またはPDFから 作り直している ↓ 意味ないデザインは なるべく使わない
  • 63. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 現時点で グラフィックデザイナー DTPオペレーター、編集者に求められること ・本(文章構造)を理解する →編集力 ・HTML(Web)の基礎知識 読み手ごとに 見え方が異なる
  • 64. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■紙の刊行物の 電子化スケジュール
  • 65. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. 企画~入稿、校了(このあとは印刷製本) ↓(発売まで約2週間) サイマルで出版するには、 この2週間でPDF / EPUBデータを作成する 必要がある
  • 66. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. まとめ 今日は専門出版社における、紙の電子書籍制作に ついてお話しました。 結論から言うと外野が騒いでいるような派手なこと や煽り的なことよりも、地道な作業が多いです笑
  • 67. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■リフロー型EPUBを押すポイント ・読みやすい電子書籍になる 否定的な意見が出るケースはたいてい 制作(出版社)サイドの学習/制作コストに起因 ・現在の売り場を考えると、電子化は必須 (もちろんECでの紙の書籍の販売も必要なので ケースバイケースだが)
  • 68. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ■リフロー型EPUBが増えるために ・制作者が少ない →リフロー型EPUBでの電子書籍制作は 書籍制作経験者・Web制作経験者 どちらからのアプローチも可能 ・先ほどのさまざまな仕様を見ながら試しに 作ることもできます
  • 69. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved.
  • 70. Copyright © Gijyutsu Hyoron Co, Ltd. All Rights Reserved. ご清聴、 誠にありがとうございました Twitter :@tomihisa メール :tomihisa@gihyo.co.jp