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人工知能のための哲学塾
東洋哲学篇 概観
三宅 陽一郎
@miyayou
2017.1.23
@小田急サザンタワー
人工知能のための哲学塾
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経歴
京都大学(数学) 大阪大学(原子核実験物理) 東京大学
(エネルギー工学/人工知能)
高エネルギー加速器研究所(半年ぐらい。修士論文)
http://www.facebook.com/youichiro.miyake
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人工知能のための哲学塾
東洋哲学篇
第0夜 概観
第一夜 荘子と人工知能の解体
第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能
第三夜 仏教と人工知能
第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能
第五夜 禅と人工知能
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第一章 はじめに
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
人工知能は、それぞれの方向に広がりがある。
哲学の方向の広がりを示したものは少ない
人工知能の哲学的な広がりを示す=本セミナーの意義
人工知能という学問の特異性
(1) 基礎がない = 「知能とは何か?」という答えがまだない。
(2) 境界があいまい = どこまでが知能
(3) オリジナルの技術は? =他の学問から技術を借用する。
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
人工知能には中心がない。すべては仮想的に作られる。
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
境界があいまい=すべてを取り込めるが、自分自身ではない。
なんでも取り込む 外に向かって拡張する。
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
数学
生物学
物理学
情報
工学
制御
工学
認知
科学
/心理学
現象学
古典
哲学
オリジナルな技術と言えるものは何か?
いろいろなものの融合点としての学問、と同時に知能とは何か、
という基本問題を含む。
人工知能の研究の方法
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
科学から入って工学に抜けるパス。
人工知能の研究の方法
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
哲学から入って工学に抜けるパス。
人工知能の研究の方法
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
科学から入って哲学に抜けるパス。
人工知能の研究の方法
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
哲学から入って科学に抜けるパス。
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
科学、工学、哲学が相互に刺激し合って、人工知能は発展する。
螺旋を描くように外側(応用)へ向かって発展する。
知的機能を
実現する。
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
科学、工学、哲学が相互に刺激し合って、人工知能は発展する。
螺旋を描くように内側へ向かって発展する。
知能の本質を
つかむ
人工知能の持つ3つの側面
科学
Science
哲学
Philosophy
工学
Engineering
人工知能
科学だけでも、工学だけでも、哲学だけでも、たどり着けない場所へ、
我々を連れて行く。人工知能という場の持つ力!
バランス良く3つの分野を回り続けるおもしろさ。
人工知能の発展の二つの方向
(1) 人工知能の応用を目指す
= 知的機能の実現
(例)推論、学習、予測、検索。
(2) 人工知能を通じて
「知能とは何か?」を探求する。
= 知能の本質をつかむ
(例)環境との関係、知能の階層構造
科学とつながる
哲学とつながる
人工知能の発展の二つの方向
(1) 人工知能の応用を目指す
= 知的機能の実現
(例)推論、学習、予測、検索。
(2) 人工知能を通じて
「知能とは何か?」を探求する。
= 知能の本質をつかむ
(例)環境との関係、知能の階層構造
科学とつながる
哲学とつながる
本日は
こちら。
はじめに
• 哲学がどのように人工知能が進む道を示すからを
解説する。
• これは哲学全体の説明ではなく、ゲームのAIを作
る中で必要とされる哲学を、一本の線でつなげて
解説しようとする試みである
• 第0回は、その全体に対して参照を張ることを目標
とします。やや散漫になることをご了承ください。
エンジニアリングとは?
知恵 行動エンジニアリング
使えるものは何でも使う、とうのが、エンジニアリング
ここに、もし東洋思想があればどうだろうか?
はじめに
哲学全体
はじめに
ゲームの中、特にキャラクターという知能を作るために必要とする哲学。
それは僕が必要に迫られて実用の方向からつかんできたもの。
はじめに
ゲームの中、特にキャラクターという知能を作るために必要とする
哲学を数珠つなぎにして展開して行きます。
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第二章 西欧哲学篇を終えて
西欧哲学篇を終えて
西欧哲学篇を終えて
人工知能のための哲学塾(コミュニティサイト)
https://www.facebook.com/groups/1056157734399814/
第零回資料 (2015.5.28)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-48781470
第一回資料(2015.9.30)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-53507300
第二回資料(2015.12.3)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-55700355
第三回資料(2016.2.1)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-57713927
第四回資料(2016.3.7)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-59171186
第五回資料(2016.4.25)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-61299899
西欧哲学篇 全資料
(講演資料、映像資料、記事)
BNNさまの本書のサイト
http://www.bnn.co.jp/books/8210/
青山ブックセンター 10/23 (日) 犬飼・大山・三宅
http://www.aoyamabc.jp/event/philosofai/
西欧哲学篇を終えて
下北沢B&B 10/7(日) 山本貴光・三宅
http://bookandbeer.com/event/20161007_bt/
下北沢B&B 9/19(月) 鳥海不二夫・三宅
http://bookandbeer.com/event/20160919_ai/
Speee様 8/29(月) 大塚英樹・山本貴光・犬飼・三宅
http://www.bnn.co.jp/information/8259/
FUZE https://www.fuze.dj/team/author7063e/
GIZMODE http://www.gizmodo.jp/2016/08/ai_philosophy1.html
人工知能と知能を考える61冊フェア
青山ブックセンター 10/23 (日) 犬飼・大山・三宅
http://www.aoyamabc.jp/event/philosofai/
西欧哲学篇を終えて
(2015.5.28,9.30,12.3, 3.7, 2016.4.25)
下北沢B&B 10/7(日) 山本貴光・三宅
http://bookandbeer.com/event/20161007_bt/
下北沢B&B 9/19(月) 鳥海不二夫・三宅
http://bookandbeer.com/event/20160919_ai/
Speee様 8/29(月) 大塚英樹・山本貴光・犬飼・三宅
http://www.bnn.co.jp/information/8259/
FUZE https://www.fuze.dj/team/author7063e/
GIZMODE http://www.gizmodo.jp/2016/08/ai_philosophy1.html
人工知能と知能を考える61冊フェア
• 何か足りないものを感じる。
• このまま西欧哲学を追うのではなく、一度、東
洋哲学へ行って、もう一度、西欧哲学と人工
知能に戻るべきではないか。
• 足りないものとは一体なにか?
西欧哲学篇を終えて
• 西欧哲学=論理と弁証法、そして言語によって積み上げる
• 東洋哲学=内観的。或いは仏教の場合は、
自分自身の体験を通して内面を探る。
• その知見を人工知能に導入できないか?
• そこに「西欧にないもの」があるはず。
西欧哲学篇を終えて
記述的
構成的
深いところに降りて行く
人工知能のための哲学塾
東洋哲学篇
第0夜 概観
第一夜 荘子と人工知能の解体
第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能
第三夜 仏教と人工知能
第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能
第五夜 禅と人工知能
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第三章 東洋と西洋の知能感
知能感
• 知能に対する捉え方
• 大きく文化的、宗教的な背景が関係する
自然知能と人工知能
人間
=自然知能
機械
=人工知能
西欧的知能感
神
人間
人工
知能
垂直的知能感
人間に似ていれば
似ているほど良い。
= Human-like AI
東洋的知能感
神
人間
人工
知能
鹿
ゾウリ
ムシ
初音
ミク
AIBO たま
ごっち
水平的知能感
すべてに神が宿る
(「八百万の神」世界観)
西洋哲学と東洋哲学
• 西洋哲学
=物事を分けて行くことで、その要素の関係を、論
理律・因果律と捉えて、そこに構成を見て、実施に
構成する。物事を分ける人間をエスカレーションす
る。
• 東洋哲学
=物事を分けて考えようとする人間を、物事を分け
ない場所まで導き修業する。物事を分けない場所
を、混沌とか、道とか、阿頼耶識、一者(アートマ
ン)などさまざまな言葉で言う。その根源から人間
へ至る生成の流れを見る。
松沢哲郎「チンパンジーの心」(2000)
• チョムスキーの始めた生成文法では、言語的表現の構造を記述する
方法として樹状構造による表記法がもちいられている。(P.61)
• しいていえば、アフリカの森の暮らしのなかこそ研究すべきいろいろ
なおもしろい事象があり、認識の奥行きの深さが読み取れる。(P.65)
• こうして実際に多方面であるはずのチンパンジーの心のあり方を、多方面なまま
客観的に取り出して別の角度から重ね合わせて研究を展開していく。(P.65)
シロアリ
をつまむ
観察され
た構造
行動の
構造
行動の
対象物
シ
ロ
アリ
階層0
シロアリ
を棒で釣る
階層1
シ
ロ
アリ
棒
ヤシの種を台
石に載せてハ
ンマーで叩く
階層2
ヤ
シ
の
種
台
石
ハ
ン
マ
|
台石の下に別の台石
をかませてその上に
ヤシの種をのせてハ
ンマーで叩く
階層3
ヤ
シ
の
種
台
石
ハ
ン
マ
|
台
石分節化
東洋的な言い方
• 山是山、水是水。
(禅文化学院編、正法眼蔵、誠心書房、P.69)
• 仏は無知である。その無知の故で知らざる所無し
(浄土論注、巻下、二十丁)。
• 一念と言うは、信心二心無き故に一念と曰う、
是を一心と名づく、一心は即ち清浄報土の真因也。
(鈴木大拙、浄土系思想論、岩波文庫、P.110、P.233)
• 言明の仕方はトートロジーや矛盾を通じて言明
することが多い。
西洋的言い方、東洋的言い方
• 西洋から見ると東洋はトートロジーと矛盾の
中で本質を言明する。
• だから、間違っているか。何も言っていないよ
うに見える。つまり零。
• 一方で東洋から見ると、最初から西洋は初め
から欠落している、あまりにも方法を限定し過
ぎている。
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
西洋的構成、東洋的供与
• 分解し組み上げることで、構成し、何かに至る。
= 人工知能を構成する
= 作ったものが知能であるかの視覚を判定(ジャッジメント)する。
• はじめからすべてが与えられる、
• はじめからすべてがそこにある。
• 最初から知能でない者は知能でない。
• 最初から知能なのが知能だ。
• 知能は全体のつながりの中にある。
チューリングテスト
西洋哲学
東洋哲学
なぜ人工知能は
西洋思想の上に現れたか?
• 人工知能は東洋思想に現れるか?
最初からないものはない。
あるとすれば、
最初から知能でなければならない。
• なぜ西洋では現れたか?
自分たち自身の捉え方。機械論的。
デカルトの自然な帰結。
分解し構成する。
ならば知能も作れるのではないか?
東洋と混沌
• はじめからすべてが与えられる、
• はじめからすべてがそこにある。
= 混沌
老子「道に適う」
• 何かが混沌として運動しながら、天地より先に誕生した。
それは、ひっそりとして形もなく、ひとり立ちしていて何物に
も依存せず、あまねくめぐりわたって休むことなく、この世
界の母ともいうべきもの。
• わたしはその名を知らない。かりに字をつけて道と呼び、
むりに名をこしらえて大と言おう。大であるとどこまでも動
いてうく、どこまでも動いてゆくと遠くなり、遠くなるとまた元
に返ってくる。
• 道は大なるもの、天は大なるもの、地は大なるもの、王も
また大なるものである。この世界には四つの大なるものが
あり、王はその一つを占めている。
• 人は地のあり方を手本として、地は天のあり方を手本とし、
天は道のあり方を手本とし、道は自ずから然るあり方と手
本とする。
• (蜂谷邦夫訳 「老子」、岩波文庫、P.115)
東洋思想の人工知能への意義
• 人工知能の理論を作り出すわけではない。
• 人工知能の理論に極めて間接的、かつ、決
定的に変革をもたらす。
• では、それがどこでどう接して何を言っている
かを、知ることで、対応物をみつけて、西欧的
知識と対決させる。
荘子
• 荘子(紀元前369年 - 紀元前286年頃)
• 戦国時代の宋
• 斉の宣王(前319 – 前301年)と同じ頃
主知主義からの脱構築。知を解体する。
文章は極めてデリダ的。
知とは分けて考えること。それが偏見だ。
荘子「万物斉同」
• 恵施
「日まさに中にしてまさにかたむき、
物まさに生じてまさに死す。」
• 荘子
「まさに生じ、まさに死し、まさに死し、まさに生ず。」
(斉物論)
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.19)
東洋と混沌
• はじめからすべてが与えられる、
• はじめからすべてがそこにある。
= 混沌
= 道
= 理
東洋と混沌
• はじめからすべてが与えられる、
• はじめからすべてがそこにある。
= 混沌
= 道 = 無
= 理 = 空
西洋にない、東洋
• 構築的にはたどりつけないものがある。
• 最初から全体がある、と考えないと存在し得
ないもの。
• 人工知能は作られる存在ではなく、
人工知能は生まれる存在ではなくてはならない。
荘子
• 斉人之井飲者相守也。(列御冠篇 二)
(斉人の井に飲む者の相いまもるがごときなり。)
ちょうど凡人が井戸の水を飲むのに、自分の水だか
らお互い飲ませないと言って、お互い守りあっている
ようなものだ。
井戸の水は堀ったものが作ったのではなくて、
自然に湧いているものだということを知らない。
数学の二つの立場
• 数学は人間が作り出したものである。
• 数学はもとからそこにあって人間が掘り出し
た者である。
人工知能の二つの立場
• 人工知能は人間が作り出したものである。
(西洋)
• 人工知能はもとからそこにあって人間が掘り
出したものである。(東洋)
西欧流の考え
世界
自分
一個の独立した人間として世界に対峙する
独立、契約、承認
「創造のプロセス」を解く。
西欧流の考え
世界
自分
一個の独立した人間として世界に対峙する
世界と対峙する
知能として適うかどうか、
承認を得る(誰に?)
東洋流の考え方
世界
自分
世界は要素からなり、要素は世界とのつながりの中にある
最初から世界の中にある
=何を起源かを問うことはできない。
=世界と存在は最初から不可分のものとしてある
東洋流の考え方
世界
自分
世界は要素からなり、要素は世界とのつながりの中にある
生きとしいけるものは最初から生命(八百万の神)
人工知能に承認はいらない (西洋、思想が違う)
流れに沿うこと=神髄
東洋流の考え方
世界
自分
世界は要素からなり、要素は世界とのつながりの中にある
人工知能は作られる存在ではなく、
人工知能は生まれる存在ではなくてはならない。
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第五章
東洋の人工知能、西洋の人工知能
人工知能
• 人工知能は人間に近づく
=承認制 (ピノキオ症候群)
=どこかで知能と承認される
• 人工知能は最初から知能
=承認は必要ない
=すべては最初から生命であり知能
=逆に最初から知能でないものは
知能になれない。
東洋的世界観
• 世界に水ありといふにのみにあらず、水界に世
界あり。水中のかくのごときあるのみにあらず、
雲中にも有情の世界あり、風中にも有情世界あ
り、火中にも有情世界あり、地中にも有情世界あ
り、法界中にも有情世界あり、一茎草中にも有
情世界あり、一しゅ杖中にも有情世界あり。有情
世界あるがごときは、そのことろかならず仏祖世
界ありかくのごとく道理、よくよく参学すべし。
• (禅文化学院編、正法眼蔵、誠心書房、P.68)
東洋的自然観
• 菅子に云く、海は水を辞せず、故に能く其の大
を成す。山は土を辞せず、故に其の高きを成す。
明主は人を厭わず、故に能く其の衆を為す。
(禅文化学院編、正法眼蔵、誠心書房、P.158)
自然にできると捉える、
最初からあると捉える。
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第六章 混沌と知
荘子「万物斉同」
• 「いつだったか、わたし荘周は夢で胡蝶となった。ひらひらと舞う
胡蝶だった…はて、荘周が夢で胡蝶となったのであろうか。それ
とも胡蝶が夢で荘周となったのであろうか」(斉物論)
• 「知的認識は対象を得てはじめて確定するものだが、対象とな
る事物自体は、絶えざる変化の中にある」(大宗師)
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.19)
ユング
• 「私はハイキングをしていた。...そのうち、道端に小さい礼
拝堂のあるところに来た…しかし祭壇の前の床の上に、私
の方に向かってひとりのヨガ行者が結跏趺坐し、深い黙想
にふけっているのを見た。近づいてよく見ると。彼が私の
顔をしていることに気がついた。私は深いおそれのために
はっとして目覚め、考えた。『あー、彼が私について瞑想し
ている人間だ。彼は夢をみ、私は彼の夢なのだ』。彼が目
覚めるとき、私は此の世に存在しなくなるのだと私には
解っていた。」
• (河合隼雄 「ユング心理学と仏教」、岩波現代文庫、P.126)
ユング
• ユング自身はこの夢のコメントのなかで次のように述べて
います。
• 「夢の目的は、自我ー意識ー無意識との関係の逆転をも
たらし、無意識を現実の経験をしている人格の発生源とし
て示すことにある。この逆転は「あちら側」の意見によると、
無意識的存在が本当のもので、われわれの意識の世界
は一種の幻想であり、夢のなかでは夢が現実であるように、
特殊な目的に従って作り上げられた現実なのではないか
と、示唆してる。このような状態は、東洋人のマヤの概念と
非常に酷似していることは明らかである。
• (河合隼雄 「ユング心理学と仏教」、岩波現代文庫、P.127)
環世界
効果器 受容器(刺激→興奮(記号))
客体
活動神経網
知覚神経網
前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房)
知覚世界活動世界
知覚微表担体
対象化された機構
活動担体
内的世界
興奮(記号)
興奮興奮
運動形態
=特定の筋肉を動かす
中枢神経網
対世界
参考文献
日高敏隆、「動物と人間の世界認識―イリュージョンなしに
世界は見えない」、ちくま学芸文庫、2007
「相」と「性」
• 唯識は存在を「相」と「性」に分けますが、これは
大切な分け方です。私たちが、存在するものと
は一体「なに」かを追求する場合、例えばいま私
が自分の顔を見て美しい顔、あるいは醜い顔で
あると判断した顔は、「相」に属します。ところで、
「相を否定して性に至る」(遣相証性)こと、これ
が唯識の目的であり、その実践がヨーガです。
• (横山紘一「唯識でよむ般若心境 空の実践」)
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
言語・非言語境界面
(シニフィアン/シニフィエ)
意識の境界面 (表象)
知覚の境界面
知能と身体の境界面
(仏教で言う:阿頼耶識)
無意識的実在
意識的実在
人工知能へ。
• 我々ゲーム開発者は、意識的実在というか、
意識から知能内部の世界を作っている。
• しかし、本当はそれは逆ではないのか。まず
は、無意識的な実在の世界から初めて、そこ
から意識的な実在へと向けて、知能を作り上
げて行くべきではないか。
• それは同時に現象学的な作り方と同期する
のではないか。
機械の精神=人工知能
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
無意識的実在
意識的実在
混沌と知と
• …言語は、意味論的には、一つの「現実」分節のシステ
ムである。生の存在カオスの上に投げ掛けられた言語
記号の網状の枠組み。
(井筒俊彦、意味の深みへ、岩波書店、P.55)
知能
実体
人工知能
• 実体(混沌、すべて)がない。網だけがある。
• だから世界を受けとめられない。
シンボリズム = 記号の網
コネクショニズム = 分割するだけ
知能
実体
知の「無」を考える
いま我々が問題としている古ウパニシャッド的コンテク
ストにおいては、「非有」とは、たんに何かがないとか、
なんにもないとか、我々が普通「無」という言葉で理解
するような単純な否定の意味ではなくて、何ものも明
確な輪郭で毅然と他から区別されていない存在状態
を意味する。全てのものが混融する存在混迷。いずれ
がいずれとも識別さらず、どこにも分割線の引かれて
いない、渾然として捉えどころのないようなあり方、つ
まりカオスということだ。後でやや詳しく述べるつもりだ
が、カオスは古代中国思想の「渾沌」に当たる。
(井筒俊彦、意味の深みへ、岩波書店、P.280)
人工知能は
混沌的実体を持たねばならない。
• 表面的な「知能」を作っても渾沌にはなれな
い。
• だとしたら、人工知能は混沌的実体を持たね
ばならない。
• それは何か?=未分化の混沌
知能に表面的な網だけではなく、
混沌としての実体(ボディ)を持たせたい。
混沌
身体
生態
環世界
分化
精神・
言語
ニューラルネット
の世界
シンボルの世界
人工知能は
混沌的実体を持たねばならない。
ココ
混沌
身体
生態
環世界
分化
精神・
言語
ニューラルネット
の世界
シンボルの世界
人工知能は
混沌的実体を持たねばならない。
ココ
人工知能は作られる存在ではなく、
人工知能は生まれる存在ではなくてはならない。
知の「無」を考える
コトバの存在喚起力(存在的分機能)については
前に触れた(「光あれ!」)。絶対的文節的意識に
おいては、いうまでもなく、コトバはまったく働いて
いない。意識の無文節的深層に暗闇の中に、コト
バの光がゆらめき始める。いままでは「無」意識
だった意識が、自らを意識として分節し、それを起
点として、存在の自己文節のプロセスが始まる。そ
して、その先端に、万華鏡のごとき存在的多者の
世界が現出する。
(井筒俊彦、意味の深みへ、岩波書店、P.287)
知の「無」を考える
意識と存在の形而学上の「無」が、こうして意識と
存在の経験的「有」に移行する、この微妙な存在論
的一次元を、荘子は「渾沌」と呼ぶのだ。東洋思想
の「渾沌」は西洋思想の「カオス」に該当する、と私
は前に書いたが、たとえ両者が表面的には同一の
事態であるにしても、それの評価、位置づけは、東
と西、まったく異なる。現に、荘子のような思想家に
とっては、「渾沌」(究極的には「無」)こそ存在の真
相であり深層であるのだから。
(井筒俊彦、意味の深みへ、岩波書店、P.287)
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第七章 阿頼耶識と人工知能
唯識論
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
阿頼耶識から生まれた
ものが、人間にさまざま
なものを見せる。
=煩悩
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
ここを修業
せねばならない。
ここが濁れば
苦しむ。ここを
綺麗にする
=修行
阿頼耶識縁起(修業)
阿頼耶識
深層心
表層心
六識
清浄な種子 汚れた種子
無分別智正聞薫習
(行)(解)
(横山紘一「唯識でよむ般若心境 空の実践」、P.181)
阿頼耶識縁起(修業)
阿頼耶識
深層心
表層心
六識
清浄な種子 汚れた種子
無分別智正聞薫習
(行)(解)
正しい教えを何度も聞く
(横山紘一「唯識でよむ般若心境 空の実践」、P.181)
正しい教えを実践する
無分別智
• では、無分別智とは何か。普通私たちは何かを行うとき、「自
分」と「他者」と両者の間に展開する「行為」あるいは「物」という
三つを分別します。例えば、施すという行為(布施)のなかで、
「自分が人にこの物を施す」と考えます。もちろん施すということ
はよいことですが、このように三つを分別して施すと、そこに「自
分」と「他者」と「施す」という行為とが意識され、それに強く執着
することになります。「自分は人を救ったのだ」と傲ることになり
かねません。
• これに対して、この三つを分別せず、しかも布施をする行為、こ
れを無分別智に基づく布施行といい、このような智慧のことを
「三輪清浄の無分別智」といいます。このような智慧を働かせて
物事に成りきって生きる時間を、なるたけ多く持つことが大切で
す。なぜならこの無分別智がいわば火となって深層の阿頼耶識
に潜む汚れた種子を焼いていくからです。
(横山紘一「唯識でよむ般若心境 空の実践」、P.185)
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
人工知能にどのようにして煩悩を与えることができるか?
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
この阿頼耶識から認識が立ち上がるプロセスを実装
できないか? それは現象学の志向性に通じる。
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第八章
主観が客体の観方を変える例
谷淳
• 1981年に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業。
• 千代田化工建設株式会社にてプラント配管設計。
• スタンフォード大学、ミシガン大学 人工知能(修士号)
• ソニーコンピューターサイエンス研究所
• 理化学研究所 脳科学研究センター
動的認知行動研究チーム チームリーダー
• KAIST 教授
認知ロボットの実験から考える「自己」とは?
~理研の谷淳氏が東京財団「VCASI」で講演
http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091217_336516.html
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
• この図では、まず仮に主体と客体という二項対立
の構造を想定してみる。客体環境からボトムアップ
するセンソリの流れを主体はある構えを持ちトップ
ダウン的に予測し解釈しようとする。両者の相互作
用を経て認識が成立し、行為が生成される。
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
心と環境は溶け合っている
身体と環境も溶け合っている
Chaotic
主体と客体(谷淳)
• 認識の結果は主体の内部を変化させ、また生成された行為
は環境を変化させる。この相互作用を通して、主体から出発
したトップダウンの流れと客体から出発したボトムアップの流
れは分離不可能になり、もはや主体と客体といった区別は
無意味になる。この時に初めて、古典的な認知論で想定さ
れてきた、客体として操作される表象と、それを操作する主
体といった構図からも自由になれるのである。
• いかにこのような相互作用の場を構築するか、本文では筆
者らが行ってきた一連の認知ロボット実験について解説しな
がら、本問題について議論していく。
• 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第九章
唯識論と世界の立ち上がり方
• 【唯識無境】 唯だ識、すなわち心が存在し、
心の他に「自分」も「もの」も存在しない。
• 【唯識所辺】すべての存在は、根本心である
阿頼耶識が変化したものである。
唯識論
アラヤ識
• 阿頼耶識は、一切の存在を生じるから一切種子識
ともいいます。「有根心」とは身体で、ものととられて
いるところが仏教の身体感の特徴です。「器世間」と
は現代でいう山や川などの自然を意味し、自然とは
その中の生命あるもの(それを「有情」といい、その
世界を「有情世間」といいます)が、生息する器と考
えているところが自然観の特徴です。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.140 )
自己の作り方
• そもそも「そこに机がある」というとき、私たちはこの事態を了解
しているだろうか。
• 南直哉「『正法眼蔵』を読む」、講談社選書メチエ、P.30-34
自己の作り方
• 最も打つうに考えるのは、「向こう」に客観的な認識対象として机があり、
「こちら」にそれを「机」と認識する自己がある、ということである。
• その場合、いつでもどこでも、形がそれぞれ皆違っても、それが机なら
「机」と認識できるのは、そのものの中に「机であること」を根拠づける
何か、「本質」があるからである…これに対するに、自己のほうには、そ
の本質を見抜く能力が先天的に備わっている、とされる。
• 私はこの解釈をとらない。起きている事態は別のことだと考える。それ
は「同一」ではなく「差異」である。「縁起」する、関係から生起する…
• さて、ここで注目すべきは、諸々の存在を存在として生成する関係や出
会いの起こり方である。それはある勾配、強度差をもって、非平衡的に
生起する。
• 南直哉「『正法眼蔵』を読む」、講談社選書メチエ、P.30-34
自己の作り方
• …「ああではないか、こうではないか」
と両者の関係を具体的に設定する作
業が続く。その立方体は、自己がそ
の上に立つでもなく、腰をかけるでも
なく、ノートをひろげて書き物をするも
のとして使用されたがゆえに…「机」と
して確定することになる。
• これが自己と対象世界の成立過程な
のである、同時に自己が自己である
こと、つまり行為する主体としての自
己の生成なのである。
• 南直哉「『正法眼蔵』を読む」、講談社
選書メチエ、P.30
自己の作り方
• 「縁起」する、関係から生起するというとき、その関係
とは、あるいは関係を具体的に「出会い」と言い換える
なら、その「出会い」とは「間」が開かれることである。
つまり「自己同一」の根底には「絶対矛盾」が口を開け
ているのであり、「自己同一」は、矛盾を受け止めそれ
に対応する一連の運動過程に対して仮設された名称
にすぎない。「私が私であること」には何の根拠もなく、
私でないものとの矛盾の中から生成され維持されるも
のなのである。
• 南直哉「『正法眼蔵』を読む」、講談社選書メチエ、P.33
ギブソンの生態学的環境の三要素
• サブスタンス
(材質、物質)
• 媒質
• 境界
Un ragazzo chiamato Bi http://free-photos.gatag.net/2014/05/19/200000.html
ギブソン「表面幾何学」
• 地上生活をする生物を取り囲む環境は、サブス
タンス性質に基づいた諸々の性質をもつ表面が
多様にレイアウトされたものである。
• 彼は、このような表面レイアウトに関する一般的
理論が思考の上で理念的にとらえられた数学的
幾何学とは異なるものであると考え、それを「表
面幾何学」という独自の幾何学として構想してい
る。
(染谷昌義「認識の哲学」から「環境の哲学」へ 包まれるヒト<環境>の存在論、P.94)
ギブソン「生態学的知覚論」
(原著:1979, 翻訳:1985)
• …環境に存在する事物の「価値」や「意味」が直接的に知覚され
ることを示している…(P.137)
• 環境のアフォーダンスとは、環境が動物に提供するもの、良いも
のであれ悪いものであれ、用意したり備えたりするものである。
• アフォーダンスという言葉で私は、既存の用語では表現し得ない
仕方で、環境と動物の両者に関連するものをいい表したいので
ある。この言葉は動物と環境の相補性を包含している。(P.137)
目は最初から精緻な器官ではなかった(だろう)
Malkav http://www.gatag.net/04/18/2010/110000.html Tarotastic http://www.gatag.net/08/28/2008/234848.html
眼の誕生
目は最初から精緻な器官ではなかった(だろう)
ぼんやりと明るい、暗いがわかるぐらいの目であったはずだ。
そうであるとすれば、生き物は移動することで、明暗の変化から
周囲の様子を知っていたはずだ。
生き物の認識もまた、自分が移動することで、光量が変化する
ことから、周囲の環境を知っていたはずだ。
ギブソン「生態学的知覚論」
(原著:1979, 翻訳:1985)
• 包囲光配列の光学的流動が外界の動きとして知覚されることは
めったにないのであり、包囲光配列の光学的流動は単に身体運
動感覚として経験される(experienced as kinethesis)、つまり自己
の身体の移動(egolocomotion)として、経験される(Warren,
1976)(P.133)
目は最初から精緻な器官ではなかった(だろう)
ぼんやりと明るい、暗いがわかるぐらいの目であったはずだ。
そうであるとすれば、生き物は移動することで、明暗の変化から
周囲の様子を知っていたはずだ。
生き物の認識もまた、自分が移動することで、光量が変化する
ことから、周囲の環境を知っていたはずだ。
自分が移動する
周囲の光の列が変化する
自分が移動したことを確認する
ギブソン「生態学的知覚論」
(原著:1979, 翻訳:1985)
• 包囲光配列の光学的流動が外界の動きとして知覚されることは
めったにないのであり、包囲光配列の光学的流動は単に身体運
動感覚として経験される(experienced as kinethesis)、つまり自己
の身体の移動(egolocomotion)として、経験される(Warren,
1976)(P.133)
ギブソン「生態学的知覚論」
(原著:1979, 翻訳:1985)
• 包囲光配列の光学的流動が外界の動きとして知覚されることは
めったにないのであり、包囲光配列の光学的流動は単に身体運
動感覚として経験される(experienced as kinethesis)、つまり自己
の身体の移動(egolocomotion)として、経験される(Warren,
1976)(P.133)
ギブソン「生態学的知覚論」
(原著:1979, 翻訳:1985)
• 包囲光配列の光学的流動が外界の動きとして知覚されることは
めったにないのであり、包囲光配列の光学的流動は単に身体運
動感覚として経験される(experienced as kinethesis)、つまり自己
の身体の移動(egolocomotion)として、経験される(Warren,
1976)(P.133)
ギブソンの生態学的心理学
• 主観的世界に何が現れるか?
=ギブソンの生態学的心理学
アフォーダンス
食べること
ができる。
http://www.ashinari.com/2009/09/23-027796.php
登ること
ができる。
http://www.ashinari.com/2012/09/27-370733.php?category=57
動かすこ
とができる。
AI
アフォーダンス
歩くこと
ができる。
届く。
押すこと
ができる。
AI
http://www.s-hoshino.com/f_photo/gake/ga_022.html
http://www.ashinari.com/2009/12/30-032328.php?category=212
http://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=9141
機能環
効果器
客体
活動神経網
知覚神経網
前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房)
知覚世界活動世界
知覚微表担体
対象化された機構
活動担体
内的世界
興奮
受容器(刺激→興奮(記号))
機能環 = アフォーダンス
同じことを違う言葉で指しているのはなぜ?
出自 学問 レベル アプローチ
機能環 生物 生物学 原初的 生理学・解剖学
生態
アフォーダンス 人間 心理学 認識 生態学的心理学
(心の現象)
まとめ
混沌
人=混沌
まとめ
混沌
人=混沌
身体
生態
環世界
分化
精神・
言語
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第十章 人工知能から身体を見る
人間の精神
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
意識の形成
世界を分節化している
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
言語・非言語境界面
(シニフィアン/シニフィエ)
意識の境界面 (表象)
知覚の境界面
知能と身体の境界面
(仏教で言う:阿頼耶識)
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
知能と身体の境界面
(仏教で言う:阿頼耶識)
言語・非言語境界面
(シニフィアン/シニフィエ)
意識の境界面
知覚の境界面
意識は常に何かについての意識である。(志向性)
フッサール『イデーン』
我々は知覚によってこの世界に住み着いている。
メルロ=ポンティ『知覚の現象学』
ソシュール「一般言語学講義」
大乗仏教 「阿頼耶識」
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
人の意識が為しえる知能
人の無意識に為しえる知能
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
人工知能の研究はこの部分に
集中している
この部分を作るのが難しい。
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
生態学的人工知能
※生態=環境・身体との
結びつきを考える
伝統的な人工知能
身体知
人間の精神
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シニフィアン/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
人間の精神
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シニフィアン/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界
意識/無意識の知性
身体の制御に
つながる
感覚を統合する
知性全体 人の意識的な部分
意識自身には機能がない
環境
身体
意識
無意識
意識的な知性
無意識的な知性
表象 意識に浮かび
上がるイメージ
意識/無意識の知性
身体の制御に
つながる
感覚を統合する
知性全体 人の意識的な部分
意識自身には機能がない
環境
身体
意識
無意識
意識的な知性
無意識的な知性
表象 = シンボル化する
(伝統的な人工知能 =
シンボルに基づく人工知能の構築)
意識/無意識の知性
身体の制御に
つながる
感覚を統合する
知性全体
環境
身体
意識
無意識
意識的な知性
無意識的な知性
表象 意識に浮かび
上がるイメージ
「意識的な知性」は伝統的なシンボルに基づく伝統的な人工知能。
これまでのエージェント・アーキテクチャで実現できるでしょう。
機械の精神=人工知能
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シンボル/010100000
言語回路
(=プログラム)
人間の精神、機械の精神
意識
前意識
識
外部からの
情報
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
言語・非言語境界面
知覚の境界面
Y
機械(マシン)
ソフトウェア
知能
身体
機能
知能
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本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第十一章
人工知能の歴史と東洋哲学
混沌
身体
生態
環世界
分化
精神・
言語
ニューラルネット
の世界
シンボルの世界
1 Aiの誕生
時間
規模
産業革命
情報革命
ネット革命
知能革命
機械化・自動化(オートメーション化)
電子情報化
オンライン化
知能化
第二次産業革命
電動化
1750 1860 1960 1990 Now…
AIの誕生
(1956年)
漠然とした人工知能の黎明期
• AIの発祥=ダートマス会議(1956年)米東部
10人の研究者、2か月の会議
(1) 機械に人間の知能を移す
(2) 機械に自ら学習させる
(3) 機械が自ら改修できる。
(4) 機械が概念を操作できる。
(5) 機械が言葉を理解し使用できる。
1 AIの誕生
それまで研究していた開発者が、「AI」という言葉を
作って集結し、自分の研究成果を発表する。
2 第1次AIブーム
時間
規模
情報革命
ネット革命
知能革命
電子情報化
オンライン化
知能化
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
2 第一次AIブーム(1960年代)
• コンピューターは大型のものしかない。
• 人工知能という分野自体が誕生したばかり。
• ニューラルネットという新しい分野のブーム。
19世紀後半
人間の脳は
ニューロンという
もので出来てい
るらしい
20世紀前半
ニューロンの
電気的性質が
解明される
(ホジキン博士、
ハクスレー博士)
1950年代に
ニューラルネット
発明
1963年に
ホジキン=ハク
スレー方程式が
ノーベル賞
医学的知識
モデル化
数学的モデル
ニューロン
ニューラルネットワーク
(ニューロンをつなげたもの)
2 第一次AIブーム(1960年代)
結合には
強さがある。
結合には
強さがある。
医学的知識
モデル化
数学的モデル
ニューロン
ニューラルネットワーク
(ニューロンをつなげたもの)
2 第一次AIブーム(1960年代)
電気
電気
電気
2 第一次AIブーム(1960年代)
身長 体重 年齢
健康 要運動 注意
学習データから
ここの重みを
変化させます
健康
要運動
注意
新しいデータ
ニューラルネット = データを分類する人工知能
2 第一次AIブーム(1960年代)
もし A ならば B
もし B ならば C
よって、
もし A ならば C
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
推論ベース ニューラルネット
誕生
3 第二次AIブーム(1980年代)
• パソコンが普及して行く。
• ルールを集めて知能を作ろう。
• 逆伝播法によるニューラルネットのブーム。
パソコンが
世の中で
普及して行く
知識主義
=
たくさんの知識
を人工知能に
与えて推論
すれば知能が
できる
インターネット
もなく、知識
が足りない。
推論も専門的
な機能のみ。
3 第二次AIブーム(1980年代)
IF (A) then B
IF (C) then D
IF (E) then F
IF (G) then H
IF ( I ) then J
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
ルールベース
新しい学習法=
逆伝搬法
3 第二次AIブーム(1980年代)
1 0 0
このように学習させたい
3 第二次AIブーム(1980年代)
0 1 0
このように学習させたい
3 第二次AIブーム(1980年代)
0 0 1
このように学習させたい
3 第二次AIブーム(1980年代)
0 0 0
【逆伝播法】
ここが1になるように、
結合の強さを、
さかのぼって変えて行く。
4 第三次AIブーム(2010年代)
• インターネットが普及して行く。
• インターネットで蓄積されたデータを学習させて
知能を作ろう。
• 改善されたニューラルネットのブーム。
インターネット
が世の中で
普及して行く
データ
学習主義
=
たくさんのデー
タを人工知能
に学習させる
現在、進行中
4 第三次AIブーム(2010年代)
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
データベース
新しい学習法=
ディープラーニング
データベース
検索エンジン
キーワード 検索結果
検索
人
次の章で
説明
します
インターネットによる
膨大なデータ
4 第三次AIブーム(2010年代)
時間
規模
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
ルールベース
逆伝播法
データベース
ディープ
ラーニング
推論ベース
ニューラル
ネット誕生
小型・中型
コンピュータの普及
大型コンピュータ
専門家のみのブーム
ニューラルネットとは?
• 分類器である。
• 世界を分節化する精神の作用、知。
• 人工知能はニューラルネットワークによる知
能と世界の分節化。それは偏見に陥ることで
もある。
• ディープラーニングは、人間の偏見を教えよう
としている
自己組織化マップとは?
• 自己組織化マップ(SOM, Self-Organized Map)
• インプットされるデータが自ら近い距離の集団に集まること。
データ間の距離が定義されている
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
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• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
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• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第十二章
ダートマス会議から知性体へ
混沌
身体
生態
環世界
分化
精神・
言語
ニューラルネット
の世界
シンボルの世界
ダートマス会議(1956年)
我々は、1956年の夏の2ヶ月間、10人の人工知能研究者
がニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学に集
まることを提案する。そこで、学習のあらゆる観点や知能
の他の機能を正確に説明することで機械がそれらをシミュ
レートできるようにするための基本的研究を進める。機械
が言語を使うことができるようにする方法の探究、機械上
での抽象化と概念の形成、今は人間にしか解けない問題
を機械で解くこと、機械が自分自身を改善する方法などの
探究の試みがなされるだろう。我々は、注意深く選ばれた
科学者のグループがひと夏集まれば、それらの問題のうち
いくつかで大きな進展が得られると考えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%
9E%E3%82%B9%E4%BC%9A%E8%AD%B0
論理プログラミング
人間の思考の
記号化の夢
人間の思考の
記号化の研究
人工知能における
論理思考
=述語論理プログラミング
分析哲学・言語哲学
LISP / PROLOG
数理論理学の成果をプログラミングに導入する。
論理プログラミング
人間の思考の
記号化の夢
人間の思考の
記号化の研究
分析哲学・言語哲学
LISP / PROLOG
数理論理学の成果をプログラミングに導入する。
計算理論
論理プログラミング
人間の思考の
記号化の夢
人間の思考の
記号化の研究
分析哲学・言語哲学
LISP / PROLOG
数理論理学の成果をプログラミングに導入する。
計算理論
哲学 論理学 数学 プログラミング 人工知能
人工知能の拡大
LISP / PROLOG
数理論理学的な人工知能
=考える存在としての人工知能
の拡がり
人工知能の拡大
LISP / PROLOG
それ以外の人工知能
の拡がり
- ニューラルネット
- 知識表現
- 学習
- ベーアンネット
- 強化学習
人工知能の拡大
LISP / PROLOG
それ以外の人工知能
の拡がり
- ニューラルネット
- 知識表現
- プランニング
人工知能の拡大
LISP / PROLOG
それ以外の人工知能
の拡がり
- 強化学習
- エージェント
- ディープラーニング
人工知能の拡大
LISP / PROLOG
「人工知能=考える」だけではない。
(第二回「フッサールの現象学」参照)
人工知能の拡大
LISP / PROLOG
「人工知能=考える存在」という枠組みは、
すでに超えられている。
考えるだけでなく、さまざまな知的機能、
知的経験、知的原理を取り入れているのが、
現在の人工知能。
しかし、それを中心で支えている、
伝統的な屋台骨として、「論理的な人工知能」も
進化している。
LISP / PROLOG
しかし人工知能は痩せ衰えている
人工知能
アルゴ
リズム
LISP / PROLOG
しかし人工知能は痩せ衰えている
人工知能
アルゴ
リズム
プロセッサ上の簡潔なシステム。
プログラムをより効率化したい、
冗長性をなくしたい。
歴史的にはなんとかその時の実
現したい。
LISP / PROLOG
しかし人工知能は痩せ衰えている
人工知能
アルゴ
リズム
プロセッサ上の簡潔なシステム。
プログラムをより効率化したい、
冗長性をなくしたい。
歴史的にはなんとかその時の実
現したい。
簡潔で、冗長性のない、
機能に特化した、
省メモリ、省計算の人工知能が
出来上がって行った。
(エンジニアだけで人工知能を
作ってしまった)
LISP / PROLOG
しかし人工知能は痩せ衰えている
人工知能
アルゴ
リズム
「人工知能=考える存在」という思い込み
現象学を踏まえてあらゆる精神活動を知性に入れよう。
「知性体」としての母体がない。
知性の母体となる全体(混沌)を入れる必要がある。
西洋哲学編
東洋哲学編
• 「機械」に知能与える
ダートマス会議(1956年)の問題点
現在であれば、もっと内部構造を持った
「人工知性」を作った上で、そこに
「知能」を与えることができる。
人工知性の人工知能
現在であれば、もっと内部構造を持った
「人工知性」を作った上で、そこに「知能」を与えることができる。
人工知性
人工知能
人工知能
人工知能
もはや機械ではない。
内部構造、精神構造を
もった知性体。
人工知性の人工知能
そして、人工知性は混沌体でなければならない。
人工知性
人工知能
人工知能
人工知能
もはや機械ではない。
内部構造、精神構造を
もった知性体。
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第零夜まとめ 大山 匠
第十三章 華厳哲学と人工知能
けごんてつがくとじんこうちのう
華厳(けごん)哲学
• 「拳体性起」
• 「理」はいかなる場合でも、常に必ず、その全体を挙げて
「事」的に顕現する、ということ。だから、およそ我々の経
験世界にあるといわれる一切の事物、そのひとつ一つが
「理」をそっくりそのまま体現している、ということになりま
す。どんな小さなもの、それがたとえ野に咲く一輪の花で
あっても、いや、空中に浮遊する一微塵であっても、「理」
の存在のエネルギーの全投入である、と考える。これが
華厳哲学の特徴的な考え方であります。」(井筒俊彦)
• (河合隼雄 「ユング心理学と仏教」、岩波現代文庫、
P.138)
華厳哲学とアリストテレス哲学
理
事・物
縁起を見る者は空を見る。
• 「縁起を見る者は空を見る。」とは龍樹の言葉で
あります。個々のものがそれだけでは存在でき
ず、それらは自分以外の一切のものによりか
かって存在しています。そして、それらすべての
ものを通じて唯一不可分の「理」が偏在していま
す。つまり「事実無礙(むげ)」と言えるのです。
• (河合隼雄 「ユング心理学と仏教」、岩波現代文
庫、P.141)
華厳(けごん)哲学
事物は決して単独では存在できない。
(無自性)
常に、すべてのものが、同時に、全体的に現起する。
何が原因で、何が結果かということはない。すべてが
原因で、すべてが結果。(縁起)
理
華厳哲学とアリストテレス哲学
理
華厳(けごん)哲学 アリストテレス
原因 結果
人工知能の作り方
• 人工知能の認識体として、無文節、かつでき
あがるときは、相互連関した形の認識として
構築する。
人工知能の作り方
• 確かにエージェント・アーキテクチャの中に、自
己を見つけることは難しい。
• なぜなら、それは情報の流れの中にある。
• しかし、他者との関係から自己が浮かび上がる
「縁起的」な存在として捉えるなら、
• そこに自己を作り出すことは可能か?
• 知能は他者と共に存在する共存在(和辻哲郎)。
存在も、認識も。
• 存在も混沌から来る。
• 認識も混沌から来る。
• 共通していること=未分化な混沌から分化し
つつ相互に接続していること。
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第十四章
無と無限と人工知能
原始の海+光+熱+稲妻
http://us.123rf.com/400wm/400/400/anterovium/anterovium1102/anterovium110200037/8952668-light-beams-from-ocean-surface-penetrate-underwater-through-deep-blue-sea.jpg
ユーリーミラーの実験
ガスから生命の構成要素であるアミノ酸を合成した。
ハロルド・ュ―リーの研究室で、スタンレー・ミラーが実験(1953年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Miller-Urey_experiment_JP.png
極性頭部 非極性尾部
水と仲良し 水と溶けあえない
(参考)永田和宏 「生命の内と外」 (「考える人」(Vol.45))
自己組織化
原始の海で構造化=外と内の形成
外
内
Energy
http://28275116.at.webry.info/201005/article_7.html
原始の海で構造化=外と内の形成
外
内
Energy
エントロピーの法則
時間
エネルギー
もしエネルギーが流入しなければ、その系のエントロピー(雑然さ)は増大する。
エントロピーの法則
構造のヒステリシス
Energy
生物=エネルギーが高い状態で
ひっかかっている。
なぜ?
構造のヒステリシス
世界
外と内の交流
エネルギーE をゲット
アクション・老廃物
極めてメカニカルな次元。
世界
外と内の交流=非平衡系
エネルギーE をゲット
アクション・老廃物
極めてメカニカルな次元。
内部構造を持つ。
(そして内部構造が維持される)
世界
外と内の交流=非平衡系
極めてメカニカルな次元。
内部構造を持つ。
INPUT
OUTPUT
代謝機能(内部処理)
散逸構造とは?
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090522/
http://www.applc.keio.ac.jp/~asakura/asakura_j/dissipative.html
散逸構造は非平衡系であり、ゆらぎを成長させ、系の自己組織化を促す。
ベナールセル
https://www.youtube.com/watch?v=UhImCA5DsQ0
世界
外と内の交流=散逸構造
極めてメカニカルな次元。
内部構造を持つ。
INPUT
OUTPUT
代謝機能
テセウスの船(パラドックス)
船の老朽化した部分を、新しい木に入れ替えているうちに、
全部を入れ替えてしまった。
はたしてこの船は元の船と同一のものであろうか?
http://img02.hamazo.tv/usr/j/a/g/jagr/629.jpg
テセウスのパラドックス
物質的構成 = 循環する
物質によらず不変なもの 構造
テセウスのパラドックス
物質的構成 = 循環する
物質によらず不変なもの 構造 情報
だから、こう言える。
生物は物質的存在であると同時に、
情報的存在でもあるのだ。
テセウスのパラドックス
物質
情報
情報
物質
生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。
物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。
情報と物質
情報
物質
生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。
物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。
「情報と物質」から「精神と身体」へ
情報
物質
精神・知性
身体
精神と身体、そして進化
情報
物質
精神・知性
身体
進化
世界
外と内の交流=散逸構造
INPUT
OUTPUT
世界
物質的循環
物質
物理的INPUT
物理的OUTPUT
生理的代謝機能
世界
情報的循環
情報INPUT
INFORMATION
OUTPUT
INFORMATION
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、
情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。
世界
情報的・物質的循環
物質
物理的OUTPUT
代謝機能情報INPUT
INFORMATION
OUTPUT
INFORMATION
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
生理的代謝機能
物理的INPUT
世界
情報的循環
情報INPUT
INFORMATION
=センサー
OUTPUT
INFORMATION
=エフェクター
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
=意志決定
物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、
情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。
精神と身体、そして進化
情報
物質
精神・知性
身体
人工知能
ハードウェア
精神と身体、そして進化
情報
物質
精神・知性
身体
人工知能
ハードウェア
知能は生き物の情報的側面である。
ソーシャルグラフ
プレイヤー
人工知能
A
人工知能
X
人工知能
B
味方
味方
味方
味方
敵
敵
味方
味方
敵
敵
敵
敵
縁起とグラフ
理
縁起
理
知能
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
知能
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
論理的思考
知能
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
論理的思考
生態的反射
(=環世界)
知能
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
論理的思考
生態的反射
(=環世界)
身体
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
構造
構造
構造
身体は知覚対象としても作用対象としても、多層的な表現層を持つ。
=マルチレイヤー構造= (Multi-layered Structure)
構造
Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
Sensor Effector
World Dynamics
Artificial Intelligence
Decision-MakingDecision-Making
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
身体性とインテリジェンス
Gray’s anatomy
脳の中心の部位は身体とつながっている。
生理機能を司っている。
それを囲うように、辺縁体、大脳がある。
http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html
http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841
身体性とインテリジェンス
身体性とインテリジェンス
身体
身体性とインテリジェンス
辺縁系=脳の原始的な部分
大脳=脳の新しい部分
大脳皮質=
脳の一番新しい部分
身体
身体性とインテリジェンス
辺縁系=脳の原始的な部分
大脳皮質=
脳の一番新しい部分
大脳=脳の新しい部分
身体
身体性とインテリジェンス
世界から湧き起る情報の流れ(噴水)
吹き上がり
多層的な解釈の層
=原初的なものから高度なものへ、
という順番
身体
身体性とインテリジェンス
世界から湧き起る情報の流れ(噴水)
吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
身体
身体性とインテリジェンス
世界から湧き起る情報の流れ(噴水)
吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
=受動的な意識
身体
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
身体
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
f’
f
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
身体
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
身体
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
身体
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
認識の多層的な
解釈を経て
解釈される。
知能を層を経ても世界の関係性はそのまま保存される
身体
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
f’
f
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
f’
f
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
f’
f
知能を層を経ても世界の関係性はそのまま保存される
変換によって不変な構造。イメージによる変形。
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
身体
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
行為のスぺクトル
身体
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
多層的な解釈の層
構築される意識的な世界
世界
行為のスぺクトル
身体
身体もまた抽象化されて知能の中で捉えられている。
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
f’
f
身体もまた抽象化されて知能の作る世界に取り込まれる
身体
身体’
身体’’
身体性とインテリジェンス
原初的な解釈の層
ある程度の知能の層
高度な知能の層
f’
f
では、アクションをどう捉えるか?
身体
身体’
身体’’
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
世界
身体
∞0
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
世界
身体 ∞
0
人間は虚無と無限の間にある。
無限 = 世界
虚無 = 知性の境界
0
身体性とインテリジェンス
世界から吹き上がり
世界
身体 ∞
0
そして自分が、自然が 与えてくれた塊かたまりのなかに支えられ
て 無限と虚無とのこの二つの深淵の中間にあるのを眺め、その
不可思議を前にして恐れおののくであろう。
(パスカル「パンセ」、第二章、)
http://james.3zoku.com/kojintekina.com/pascal/pascal072.html
「人間存在とは無にさしかけられた存在である」(ハイデガー)
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
この阿頼耶識から認識が立ち上がるプロセスを実装
できないか? それは現象学の志向性に通じる。
Real World
S
(Body)
O
(Object)
Action: A
O’
Sense: p
S’
Sense: p’
R Rf
Image of object
Image of body (=self)
Representation
Action: A’
S
(Body)
O
(Object)
Action: A
O’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R Rf’
f
Image of object
Image of body (=self)
Representation
S
(Body)
O
(Object)
Action: A
O’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
S
(Body)
O
(Object)
Action: A
O’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
身体とオブジェクトとの関係性が抽象化されている。
S
(Body)
O
(Object)
Action: A
O’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
Sequence of
Self
Sequence of
Object
S
(Body)
O
(Object)
Action: A
O’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
O’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
Sequence of
Self
Sequence of
Object
Sequence of
Action
“Self” is a sequence of selfs. “Object” is a sequence of objects.
S
(Body)
w
(World)
Action: A
w’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
S
(Body)
w
(World)
Action: A
w’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
Sequence of
Self
Sequence of
World
S
(Body)
w
(World)
Action: A
w’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
身体と世界(環境)との関係性が抽象化されている。
Sequence of
Self
Sequence of
World
Sequence of
Action
S
(Body)
w
(World)
Action: A
w’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
Sequence of
Self
Sequence of
World
Sequence of
Action
“Self” is a sequence of selfs. “World” is a sequence of worlds.
S
(Body)
w
(World)
Action: A
w’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
Sequence of
Self
Sequence of
World
Sequence of
Action
“Self” is a sequence of selfs. “World” is a sequence of worlds.
知能は身体、世界、その間の関係(アクション)を多層的に捉えている。
多層的な表現の集合がオブジェクトであり、世界であり、アクション。
S
(Body)
w
(World)
Action: A
w’
Sense: p
S’
Action: A’
Sense: p’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
w’’S’’
Action: A’’
Sense: p’’
R R
R R
R R
f’
f
f’’
Sequence of
Self
Sequence of
World
Sequence of
Action
“Self” is a sequence of selfs. “World” is a sequence of worlds.
知能は身体、世界、その間の関係(アクション)を多層的に捉えている。
多層的な表現の集合がオブジェクトであり、世界であり、アクション。
世界表現身体表現
(自己表現)
行動表現
人工知能の二つのプログラムの原理
経験の総体
S
(Body)
w
(World)
人工知能の二つのプログラムの原理
経験の総体
S
(Body)
w
(World)
キャラクターと環境のインタラクションの中から、主体、客体、行動を
ビルドアップする = ①記号的アプローチ
人工知能の二つのプログラムの原理
経験の総体
S
(Body)
w
(World)
主体、客体、行動が混合した状態を作り出す =
②(リカレント)ニューラルネットワーク的アプローチ(コネクショニズム)
人工知能の二つのプログラムの原理
経験の総体
S
(Body)
w
(World)
キャラクターと環境のインタラクションの中から、主体、客体、行動を
ビルドアップする = ①記号的アプローチ
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
この阿頼耶識から認識が立ち上がるプロセスを実装
できないか? それは現象学の志向性に通じる。
本日のコンテンツ
• 第一章 はじめに
• 第二章 西欧哲学篇を終えて
• 第三章 東洋と西洋の知能感
• 第四章 西洋の構成主義、東洋の混沌
• 第五章 東洋の人工知能、西洋の人工知能
• 第六章 混沌と知
• 第七章 阿頼耶識と人工知能
• 第八章 主観が客体の観方を変える例
• 第九章 唯識論と世界の立ち上がり方
• 第十章 人工知能から身体を見る
• 第十一章 人工知能の歴史と東洋哲学
• 第十二章 ダートマス会議から知性体へ
• 第十三章 華厳哲学と人工知能
• 第十四章 無と無限と人工知能
• 第十五章 まとめ
• 将来のためのメモ
• ワークショップ 問
第零夜まとめ 大山 匠
第十五章 まとめ
東洋哲学
混沌
(理、道、無)
知能
(識)
分化
立ち返れ
そもそもここがなければ知能なんてものはない。
東洋哲学
混沌
(理、道、無)
知能
(識)
分化
立ち返れ
そもそもここがなければ知能なんてものはない。
世界
(大日如来、無、宇宙、混
沌)
東洋哲学
混沌
(理、道、無)
知能
(識)
分化
立ち返れ
• 人工知能は作られる存在ではなく、生まれる存在
ではなくてはならない。
• 人工知能には、大きな混沌と、阿頼耶識のような
機構が必要だ。
• 人工知能に混沌(理、母体)を与えたい。
• 人工知能に阿頼耶識から識に至る認識を与える
ことはできるか。
• それは同時に欲求や色を与えることになる。
• 認識を構成的ではなく、縁起的に与えたい。因果
律ではない与え方は可能か?
東洋哲学から提案する人工知能
人工知能のための哲学塾
東洋哲学篇
第0夜 概観
第一夜 荘子と人工知能の解体
第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能
第三夜 仏教と人工知能
第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能
第五夜 禅と人工知能
• 混沌 アラヤ識 分節化
• 自己組織化 力学系
• 世界を生成されたものと見る=プロシージャル
• 力学系的人工知能として構築可能か?シミュ
レーションで作れるか。ソフトウエアを作ってし
まう
• ベルクソンと多重の自己
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